田中琴葉
あれ千早ちゃん、そのおにぎりどうしたの。
如月千早
自分で作ってきたのよ、今日はちょっと時間あったしね。
田中琴葉
へえ、珍しいね。最近は自分でお料理するんだ?
如月千早
あまり上手くは作れなかったけどね。
田中琴葉
そんな事無いわよ、とっても美味しそうだわ。でもどうしておにぎり?
如月千早
ほら、美希。自分で言うのもおかしいと思うけど私、あの子に懐かれてるでしょう?
田中琴葉
なるほど。美希ちゃん、おにぎり大好きだもんね。それで食べてみようと思ったとか?
如月千早
ええ、まあね。琴葉さんこそ珍しいわね、普段あまりジュースなんて飲まないのに。
田中琴葉
ふふ、実は私も。これ、恵美の真似っ子なの。
如月千早
なるほど、所さんジュース大好きだったものね。
田中琴葉
正しくはドリンクバーだけどね。でも、たまにはこういうのもいいよね?
如月千早
ふふ。ええ、たまにならね。
田中琴葉
うふふ。
北沢志保
……何やってるんです?
如月千早
あら志保。見ての通りよ、台本を読み合わせ。今はちょっと休憩中だけどね。
北沢志保
2人でソファーで寝そべって横になって向かい合ったまま、ですか?
田中琴葉
暑いからね。低い位置の方が涼しいって言うでしょ?
如月千早
コブンを見ていて思いついたのよ、動物に教わる事もあるのね。
北沢志保
だらけてるようにしか見えませんけど。
如月千早
ですってよ琴葉さん。気を付けてあげて?年下の子に変な姿を見せるのは良くないわ。
田中琴葉
千早ちゃんこそ。事務所で千早ちゃんを尊敬してるのは美希ちゃんだけじゃないのよ?
北沢志保
お2人に言ってるんです!なんですか、事務所のお手本代表がそんな事して。
田中琴葉
や、やあねお手本だなんて。照れちゃうじゃない、やめてよ。
如月千早
べ、別に特別な事してるつもりは無いわよ?アイドルなら当たり前の事してるだけで…
北沢志保
ちょろい…じゃない、そう思うならさっさと起きて下さい。ほら、しゃんとして!
如月千早
むーりぃー…
北沢志保
うわ、346の森久保さんそっくり。千早さんそんな声出せましたっけ?
田中琴葉
演技もアイドルには大切な要素だからね。千早ちゃん、一生懸命練習したのよ?
如月千早
琴葉さんも上手に出来るようになったじゃない。ほら、アレなんだったっけ?
田中琴葉
わ、私のはまだ人に見せられるような物じゃないよ。
如月千早
そんな事無いわよ。この前聞いたやつは本人そのままだったわよ?ほら、志保に見せてあげて。
田中琴葉
そ、そう?じゃあやってみようかな。えっと…
北沢志保
いいですってば。それより早く起きて下さい。
田中琴葉
ボンバ…ちょっと、途中で被せてくるのやめてよ、こういうのは勢いが大事なんだから。
如月千早
そうよ。あなたもステージに立つ人間なんだからそういうのは心得てるでしょう?
北沢志保
そういうのはいりませんって言ってるんです!
北沢志保
もう。何なんです、お2人らしくない事ばかり。何かあったんですか?
如月千早
…やむを得なかったのよ。
田中琴葉
そうね、本当なら私だってこんな事したくなかったわ。
北沢志保
え?あ、あの。本当に何か理由があったんですか?とてもそうは思えないんですが。
如月千早
仕方ないじゃない。だって…
如月千早
「夏は女を自由にする」って言うでしょう?
田中琴葉
あはは、うまいよ千早ちゃん!
北沢志保
(…写真取って皆に拡散しよ)
(台詞数: 44)