天空橋朋花
【朝、目が覚めると、朋花ちゃんと体が入れ替わっていました。】
徳川まつり
不思議なこともあるものですね〜。
天空橋朋花
でも、2人だけの生活なら、それほど困らないのです。治るまでのんびりするのです。
徳川まつり
それもそうですね〜。それでは早速、朝ご飯の準備でも…。
野々原茜
いやいや!ちょーっと待った!2人ともタンマタンマ!
徳川まつり
まつりさん。燻製にしたお魚は、まだ残っていますか?
天空橋朋花
この2匹で最後なのです。また捕まえないといけないのです。
野々原茜
無視しないで!おにぎりとプリンをあげるから、話を聞いて!
天空橋朋花
ようやく話が通じるようになったのです。偉い偉い、なのです♪
徳川まつり
よくできました〜。人間、歩み寄りが大事ですよ〜♪
野々原茜
(釈然としないわー。)
野々原茜
2人とも、どうしてそんなに落ち着いているの?どうしてこうなったか気にならないの!?
徳川まつり
いえ別に。
天空橋朋花
どうせ番組のスタッフさんたちの仕業なのです。
野々原茜
違うよ!どんな技術でそんなことできるのさ!?
野々原茜
茜ちゃんの見立てではね…ずばり、ストレスのせいだと思うんだよね。
徳川まつり
ストレス?
野々原茜
この無人島生活という極限状態によるストレスが、2人の心を蝕んでいるんだ。
野々原茜
そしてそれが、入れ替わりという不可思議な現象を生んでしまったんだよ!
天空橋朋花
ストレッサーが何か言っているのです。
徳川まつり
ストレス解消の基本はストレッサーの排除、ですよね?
野々原茜
待て!早まるな!暴力は何も生まないんだぞ!?
徳川まつり
でも、ストレスが溜まっているのは事実ですね〜。
徳川まつり
私…最近、私を呼ぶ子豚ちゃんたちの声が聞こえたりしますから〜。
天空橋朋花
まつりも、甘いお菓子が恋しくて、夢の中にまで出てくるのです。
天空橋朋花
あーあ。ふわっふわのマシュマロを、口一杯に頬張ってみたいのです。
徳川まつり
マシュマロなら持っていますが、食べますか?
天空橋朋花
いらない。
徳川まつり
それでは気を取り直して、ストレッサーの排除を…。
野々原茜
待った!やっぱりストレスのせいじゃない気がする!だから、別の方法を考えよう!
野々原茜
漫画とかだと、2人が思いっきり頭をぶつけると治ったりするけれど…やってみない?
天空橋朋花
まずは茜ちゃんと石で、ごっつんこの練習をするのです。
徳川まつり
まつりさん。そちらを押さえていてくださいね〜。
野々原茜
ストップ!さっきと変わらないよ!
野々原茜
もー!ドローンカメラが撮影しているんだよ!?みんな見てるよ!?真面目にやってよ!
徳川まつり
最初から真面目なんですが。
天空橋朋花
冗談の要素がどこかにありました?
野々原茜
知ってるよ!!冗談であってほしかっただけだもん!!
野々原茜
……あれ?ドローンが帰っていくよ?充電しに戻るのかな?
野々原茜
しかたない。ドローンが戻ってきたら、また何か試すから、2人は何するか考えてて。
天空橋朋花
……あ、もしかして、昨晩のアレのせいじゃないです?
徳川まつり
アレですか?どうなんでしょう…試しにやってみます?
野々原茜
なになに?アレって。茜ちゃんにも教えてっ!
徳川まつり
(ちゅっ)
野々原茜
ッ!?
天空橋朋花
……んっ……おや?元に戻りましたね。
徳川まつり
はい。まさに、わんだほー!なのです。
天空橋朋花
元に戻れたから良しとしましょう。さて、お魚を捕まえにいきましょうか。
野々原茜
………………そ、そっかぁ。
野々原茜
無人島って娯楽がないもんね、うん。
(台詞数: 50)