徳川まつり
朋花ちゃん、お疲れ様なのです。色とりどりのマシュマロはいかが?
天空橋朋花
遠慮しておきます～。まつりさんどうぞ。
徳川まつり
遠慮はよくないのですよ。ささ、横に座るのです。でりしゃすな紅茶も用意してあるのです。
天空橋朋花
一体、何を企んでいるのですか～?
徳川まつり
企むだなんて、とんでもないのです。
徳川まつり
ただ、スタッフさんが余ったマシュマロをぜーんぶくれたので、朋花ちゃんにもお裾分けなのです。
天空橋朋花
うふふ。そういえば今日は、まつりさんの貴重な姿を見ることができましたね～。
徳川まつり
まつりは姫だから尊いのです。
徳川まつり
それでいてマシュマロのような優しさに溢れているので、皆はたちまちメロメロなのですよー!
天空橋朋花
おやー? 今更あれだけ遠ざけようとしていたマシュマロに縋るのですかー?
徳川まつり
遠ざけてなどいないのです。皆と喜びを分かち合いたかったのですよ。
徳川まつり
その証拠に、番組のラストで愛くるしい程きゅーとにマシュマロを完食して見せたのです。
天空橋朋花
紙一重で化けの皮が剥がれませんでしたね。
徳川まつり
まつりの出演番組は全てびゅーりほー! に終わるのが定石なのですよ。
徳川まつり
いつだって妖精さんが見方をしてくれているおかげなのです。
天空橋朋花
単に実食をギリギリまで引っ張ったおかげでしょう。
徳川まつり
ほ? 何の話です?
天空橋朋花
マシュマロを口いっぱいに頬張って涙目になったこと、もうお忘れですかー?
徳川まつり
あれは感動の涙なのです。姫は幸せを噛み締めていたのですよ。
天空橋朋花
噛み締めていたのは苦痛でしょう?
徳川まつり
朋花ちゃんは冗談がお上手なのです。
天空橋朋花
……冗談、ですか。
天空橋朋花
そうですね。では、今から言う事も冗談として受け取ってください。
徳川まつり
ほ?
天空橋朋花
今回の件で少しだけ……ほんの少しだけですが、まつりさんを見直しました。
徳川まつり
光栄なのです。
天空橋朋花
冗談ですからね。
徳川まつり
わかっているのです。
天空橋朋花
聖母である私には遠く及びませんが、その努力だけは認めざるを得ないでしょう。
天空橋朋花
……。
天空橋朋花
聖母の頭を撫でるなど越権行為ですよー?
徳川まつり
まつりの努力に免じて許して欲しいのです。
天空橋朋花
まあ、今日だけは見逃してあげましょう……。
天空橋朋花
私も少し……収録で疲れましたので。
徳川まつり
珍しいのです。では、まつりが朋花ちゃんの為に子守歌を歌って……。
徳川まつり
朋花ちゃん?
天空橋朋花
すぅ……すぅ……。
徳川まつり
寝ちゃったのですね。
徳川まつり
可愛い寝顔。これではさっきの強がりも形無しなのです。
徳川まつり
まつりは、そんな朋花ちゃんが大好きなのですよ。
徳川まつり
……。
徳川まつり
もちろん、冗談じゃないよ?
徳川まつり
お疲れ様、朋花ちゃん。
徳川まつり
明日も一緒に頑張ろうね。
(台詞数: 44)