矢吹可奈
う~ん…。
矢吹可奈
よしっ!耳も尻尾もバッチリ隠せたかな~♪松田可奈~♪
矢吹可奈
今日は、お父さんは外で仕事だし亜利沙さんも大学だから…。
星井美希
スヤスヤ…。
矢吹可奈
…お母さんが寝ている間、私が神社のお勤めを頑張らなくちゃ…。
矢吹可奈
…それにしても、お母さんはやっぱりすごいなぁ…。
矢吹可奈
耳も尻尾も見えない…寝ていても、お母さんは一人で術が完璧に維持できてるんだ…。
矢吹可奈
う~、それに比べて私は…
矢吹可奈
う~、それに比べて私は…ううん、頑張ればいつの日か私だって!
矢吹可奈
よ~し!まずは外のお掃除しないとな~♪
矢吹可奈
ふんふん~♪てきぱきすいすいクリーナー♪
如月千早
ふふっ、今日も元気そうね可奈?
矢吹可奈
あっ!こんにちは、千早さん!参拝に来てくれたんですか!
如月千早
はい、こんにちは。ええ、今日は参拝と可奈に差し入れに。
矢吹可奈
そ、そんな~、参拝だけで十分ですよ~!
如月千早
じゃあ…大切な幼馴染に、未来の合唱部の後輩への贈り物じゃダメかしら?
如月千早
高校に上がったら、また合唱部に入ってくれるんでしょ?
矢吹可奈
はいっ!モチロンです!私、また千早さんに歌の指導をしてもらいたいです!
如月千早
ふふっ、指導だなんて大げさよ可奈?私はちょっとアドバイスをしてるだけだから。
矢吹可奈
そんな事ないですよ~。私達合唱部みんなの憧れの部長だったんですから~!
如月千早
ありがとう、可奈。でも、私はまだまだ憧れられるような歌い手じゃないわ…。
矢吹可奈
千早さん…。
如月千早
それで…差し入れ、受け取ってくれるかしら?
矢吹可奈
…はいっ!
如月千早
ふふっ、ありがとう♪はい、それじゃあ、差し入れのおにぎりと
星井美希
おにぎりと聞いてっ!!!
如月千早
み、美希さん!?
矢吹可奈
お、お母さん~驚かさないでよー…。
星井美希
千早のおにぎりと聞いて寝てなんていられないの♪
星井美希
それと、いらっしゃい千早。いつも、可奈がお世話になってるの。
如月千早
いえ、こちらこそ小さいころはよくここで遊ばせてもらいましたし…。
如月千早
それに、可奈には弟とも仲良くしてもらっていますし。
矢吹可奈
はれっ?そう言えば、今日は優くんは一緒じゃないんですか?
如月千早
優?優なら今頃宿題と格闘してるんじゃないかしら?
如月千早
まったく、貯める前にちゃんとやるようにあれだけ言っておいたのに…可奈を見習ってほしいわ。
如月千早
美希さん、松田神社には優を真面目に勉強させるお守りってないのでしょうか?
星井美希
それは、本人の意思次第だからどうしようもないの。
如月千早
そうですよね…本当に困ったものだわ。
星井美希
あ、お守りと言えば…。
星井美希
…よし。はい、これ千早の分と優の分の交通安全のお守りなの。
如月千早
あ…毎年、ありがとうございます。でも、いいんですか?いつもタダで貰ってしまって…。
星井美希
あはっ☆美味しいおにぎりのお礼だから、別に気にしなくていいの!
如月千早
ふふっ、ありがとうございます。では、優にも渡しておきますね。
矢吹可奈
あうー…優くん大丈夫かなぁ?
如月千早
…まあ、本当に問題が分からないみたいなら、私が少しは教えてあげるから大丈夫よ、可奈。
星井美希
…ねえ、千早。
如月千早
…?どうかしたんですか、美希さん?
星井美希
…優の事、大事にしてあげるんだよ?
如月千早
ええ、モチロンです。大事な…弟ですから♪
星井美希
うんうん、それならいいの♪じゃあ、おにぎりいただきますなのー!
(台詞数: 50)