箱崎星梨花
さあ、ごゆっくりなさって。
如月千早
ごゆっくり?
矢吹可奈
うわあ!箱崎さんのお風呂っておっきいんだね!
如月千早
健気すぎでしょう。お家に招待してくれるんじゃなかったの?
箱崎星梨花
まあまあ、ここは私の家みたいな物ってことで。好きなもの頼んでください。
箱崎星梨花
あ、お金は各自払ってもらう感じで。
箱崎星梨花
店員さんとりあえず、フルーツ牛乳を3つ下さい。
矢吹可奈
ええ!フルーツ牛乳ってお風呂前に飲んでも法に触れないの?
箱崎星梨花
大丈夫、私の家は治外法権だから。
如月千早
で、用は?
箱崎星梨花
これ、読んでたら面白い物が見つかってね。
矢吹可奈
これ、千早さんじゃないの?何でこれに千早さんが写ってるの?
如月千早
……それで?
箱崎星梨花
まさか、あなたがそんなに有名な人だったなんてね。
箱崎星梨花
通りで、あんなに人並み外れた推理が出来たというわけね。納得。
如月千早
……それで?
箱崎星梨花
私達で出ましょうよ。これ。
如月千早
……それは出来ないわ。
箱崎星梨花
どうして?
如月千早
……もう、やめたのよ。
箱崎星梨花
……
箱崎星梨花
矢吹さん、説得して。
矢吹可奈
ええっ。
矢吹可奈
あ、あの!でも、私は千早さん、出るべきだと思います!
矢吹可奈
あの時、私を救ってくれたとき。本気でした!
矢吹可奈
だから……その。そこが、千早さんの……場所なんだって思います。
如月千早
……。
箱崎星梨花
もうひと押し……かしら。あ、思い出した。
箱崎星梨花
如月千早さん、あの時あなたに職員室案内してあげたの、誰だったかしら。
矢吹可奈
せこい!流石に細々としすぎじゃあ……
如月千早
……そ、それは!
矢吹可奈
効いちゃった!めっちゃ義理堅い人だった!
如月千早
でも、私は一度あの場から逃げた身よ。このまま戻るわけにはいかないわ。
箱崎星梨花
そこは大丈夫。ちゃんと考えてあるから。
如月千早
1つ、いいかしら?何故そこまでしてそれにこだわるの?最近まで知らなかったんでしょう?
箱崎星梨花
まあまあそれは、まあまあ。とにかく、3人揃えば出場の資格があるから、早速応募しましょう。
矢吹可奈
あ、あの。私もさらっと頭数に入れられてるけど、せめて説得とかしてくれないの?
箱崎星梨花
……
箱崎星梨花
……私、二人とはとっても仲良くなれそうな、そんな気がしているの。
箱崎星梨花
いえ、もう親友かしら?
如月千早
私、先週引っ越してきたんだけど。
矢吹可奈
私に至ってはちゃんと話すのはじめてだよ!
如月千早
そうだったの?
矢吹可奈
そりゃあ、箱崎さんお嬢様って感じで私なんかが喋りかけていいような感じじゃないし?
矢吹可奈
お家来たのだって初めてだもん!
如月千早
いや、だからここはこの人の家じゃ……
箱崎星梨花
まあ、たったそれだけの時間でここまで仲良くなれるなんて!凄まじい仲良さ加速度!
箱崎星梨花
ほら、皆でかんぱーい!
箱崎星梨花
せりかちゃん真のセレブ化計画……あ、じゃなくて。
箱崎星梨花
我が校の探偵部復活とかそんな感じの建前の為にがんばろー!
(台詞数: 50)