徳川まつり
みんな、今日はまつりのために集まってくれて、本当にはっぴーなのです!
徳川まつり
たくさんのプレゼントももらえて、すごくわんだほーです!
宮尾美也
本当に、山積みですね〜。こういうのを、『バベルの塔』みたいって言うのでしょうか〜。
徳川まつり
……美也ちゃん。それはきっと、あんまりおめでたくないもののことなのです。ね。
宮尾美也
そうでした〜。こちらが私からのプレゼントです〜。私も使ってる、すごくいい物ですよ。
徳川まつり
この包みの大きさと軽さは、お洋服……いや、ストールなのです?
宮尾美也
はい〜。ストール……
宮尾美也
はい〜。ストール……にも使える、風呂敷です〜。重たい重箱も楽チンに運べますよ〜。
徳川まつり
……相変わらず、美也ちゃんのセンスは、おりじなるなのです。
宮尾美也
よく見ると、プレゼントには漫画の本が多いですね〜。本屋で買い揃えてきたみたいですね。
徳川まつり
……いや、漫画は普通、本屋さんで買ってくると思うのです……
宮尾美也
まつりちゃんの漫画好き「は」、本物ですからね〜。みんなそのこと「は」分かってますよ〜。
徳川まつり
……なんだか、まつりに『偽物』の部分が有るみたいな言い方なのです。
宮尾美也
まつりちゃんは、なんでそんなに漫画が好きなんでしょうか〜。男の子向けのも読んでますよね。
徳川まつり
漫画は、一冊一冊が小さな『世界』なのです。小さな『国』なのです。
徳川まつり
世界中を旅することは難しいけど、漫画なら宇宙だって旅することができるのです。
徳川まつり
だからまつりは、漫画ならどんな物でも読みたいのです。たくさん集まるとはいほー!なのです!
宮尾美也
なるほど〜。まつりちゃんは感動やさんなんですね〜。
宮尾美也
……きっとまつりちゃんも、『漫画』なんだと思いますよ〜。
徳川まつり
……漫画のキャラみたいに、浮世離れしてるって意味なのです?
宮尾美也
いいえ〜。まつりちゃんと出会うことで……
宮尾美也
心の中に温かさとか、楽しさが生まれてきて、現実以外の世界を知ることができそうですから〜。
徳川まつり
そんな風に言われたら、まつり、今まで以上にぱわほー!にがんばるのです!
徳川まつり
……
徳川まつり
そろそろパーティも終わりなのです。皆さんのプレゼントを持って帰る準備をするのです。
徳川まつり
……まつりのカバンには、全部の本が入らないのです。困りました……
徳川まつり
……あ、美也ちゃんの風呂敷が有るのです。美也ちゃん、こうなることを見越してたのかな……
(台詞数: 27)