如月千早
ジュリア、どうしたのよその服装は?
ジュリア
今日はチハの誕生日だろう?そのエスコートさ。似合うかい。
如月千早
ええ、とっても素敵よ…私だけの執事さん。
ジュリア
ありがとう。さあお嬢様、お手をどうぞ…
二階堂千鶴
何やってますの?
ジュリア
お嬢様ごっこだよ。
如月千早
セレブの二階堂さんの所にお邪魔するわけですし、執事役がいた方がいいかなと思いまして。
二階堂千鶴
あんまりくだらない事ばかりやってたらご飯抜きですわよ?
如月千早
それだけは勘弁して下さい。な、何でもしますから…
ジュリア
ん、今なんでもするって言ったか?
二階堂千鶴
もういいですってば。大人しく待ってなさい。せっかくお祝いしてあげようと思いましたのに。
如月千早
すみません…けど二階堂さんって一人暮らしなんですね、知りませんでした。
ジュリア
だよな。セレブだからてっきり豪邸住まいだと思ってたよ。
二階堂千鶴
社会勉強ですわ、庶民の暮らしを知る事も大切ですもの…オーッホッホッ…ゲホゴホッ。
如月千早
お金もちの人も色々ですね。それにしても、随分シンプルにしてるんですね?
二階堂千鶴
あ、えっとその。
ジュリア
アタシ達が言うのもなんだけど、もう少しお洒落にしてるのかと思ってたよ。
二階堂千鶴
あ、あくまでも仮住まいですから。余計な物は持ち込んでないのですわ。
ジュリア
なるほどね…ん、チヅこのCD持ってんのか、好きなんて知らなかったよ。
如月千早
あら本当。へえ、二階堂さんのイメージと随分違いますね。
二階堂千鶴
あ、アイドルも音楽に詳しくなくてはなりませんものね。あなた達みたいに。
如月千早
さすがですね…あ、スクラップブック。ふふ、二階堂さんの写真ばっかり。
ジュリア
おいおい、どんだけ自分好きなんだよ。もう少し他の連中の写真も収集しとけって。
二階堂千鶴
そ、それはわたくしのではなく…じゃない、気をつけますわ。
如月千早
変ね?服とか下着とか全然見当たらないわ、どこにしまってるのかしら…
二階堂千鶴
こ、こら!ほら、お料理出来てますわよ、運んで下さいな。
如月千早
…ご馳走様でした、すごく美味しかったですよ。
ジュリア
ありがと。いやあさすがセレブ、豪勢だったな。まさかローストチキンだなんて。
二階堂千鶴
どういたしまして。千早の為に前もって準備したかいがありましたわ。
如月千早
ありがとうございました。けど部屋の割に調理器具は随分本格的なんですね?
ジュリア
そういやそうだな。コンロとかオーブンとか、店にあるやつみたいなのだし。
二階堂千鶴
それは、その。食は人間の基本ですし…
如月千早
なるほど。二階堂さんらしいですね。
ジュリア
じゃ、そろそろ帰るかな。チヅ、今日はありがと。
二階堂千鶴
ええ。それじゃ、また事務所でね。
二階堂千鶴
…さて、と。もしもし?
二階堂千鶴
お兄ちゃん!荷物は全部しまっておいてって言ったでしょ、スクラップブック置きっぱなし!
二階堂千鶴
家貸してやったんだから文句言うな?それはありがたいですわよ、ですけどね…
如月千早
…ねえ。二階堂さんの部屋にこんな写真があったんだけど。どう思う?
ジュリア
ん?な、なんだよこれ。なんでチヅがこんなキワドいのを。それにこの写真、どう見ても…
如月千早
あずささん、よね。仲良しなのは知ってるけど。こういうの持ってるってつまり、その…
ジュリア
…いいじゃないか。応援してやろうぜ、仲間だろ?世間一般じゃマイノリティかもだけどさ。
如月千早
…そうね。
二階堂千鶴
おかげで変に思われたじゃない、どうしてくれるのよ。まあ、大したことじゃないからいいけどね…
(台詞数: 44)