永吉昴
はぁ…………
永吉昴
スバル母/なーに?スバルったら、せっかく家に戻ってきたのに、元気が無いわねぇ。
永吉昴
ロトム『たぶん、しまクイーンのバトルを見て意気消沈してるんだロト…圧倒的だったロね』
永吉昴
スバル母/そうなの……っていうかロトムちゃん。意気消沈なんて言葉知ってるのね!
永吉昴
スバル母/喋るポケモン図鑑ってだけでもびっくりだけど、科学の力ってすごいわ!ね?メーちゃん
永吉昴
メーちゃん『リー! リー! ナイスピー!!!』
永吉昴
ロトム『い、いや~照れるロ。でも、ママさんのメーちゃんも家事のスピードがすごいロト!』
永吉昴
……。
永吉昴
(アズサさんのバトル凄かった……特にZわざ。あんな威力の技を出すポケモン初めて見たよ)
永吉昴
(同じZわざでもオレとアズサさんとじゃ全然違う。第一オレはまだまともにポーズすら……)
永吉昴
(今のオレが勝てるわけ……はぁ、ぬし倒した時は何でもできるって気がしてたけど)
永吉昴
(やっぱオレって、単純だよな。全然戦える感じがしないよ……)ピンポーン!
永吉昴
え?チャイムだ。こんな時間に誰だろう……あ、オレが出るよ。はーい(ガチャ…)
箱崎星梨花
あ、スバルさん!こんばんは……突然申し訳ありません。
永吉昴
セリカ?あぁ、こんばんは……どうしたんだ?こんな時間に。
箱崎星梨花
はい、実は……あのですね、えっと、その……(モジモジ…)
永吉昴
ん?
箱崎星梨花
スバルさん……さっきタマキさんとアズサさんのバトルを見たあとから、元気がないように見えて
箱崎星梨花
どうしたのかなって、思いまして、それで……
永吉昴
あぁ……そんなに元気無く見えたか。心配させちゃったみたいでで悪かったなセリカ。
箱崎星梨花
い、いえ……そういうわけでは……
永吉昴
でもあんなの見せらたら、自信無くすよ。だってオレ、タマキにZわざで打ち負けたんだぜ?
永吉昴
そのタマキのZわざと打ち合って勝ったアズサさんに、オレが勝てるわけないよな……。
永吉昴
ぬしに勝ったからって、調子にのってたかもな……そもそも、あれも運だったし……
箱崎星梨花
ス、スバルさん!
永吉昴
えっ?は、はい!?
箱崎星梨花
あっ、すいません……あの、今日はですね。スバルさんに、こちらを受け取ってほしくて……
永吉昴
……これ、ミサンガ?これをオレに?なんかすげー良くできてる、赤い花柄の模様が編んであるぜ。
箱崎星梨花
はい。実はそのミサンガ……えっと、わたしの手作りでして……。
永吉昴
て、手作り!?これセリカが作ったのか!?
箱崎星梨花
さっきリリィタウンで別れてから作ったので、時間もなくて少々粗い作りではありますが……
永吉昴
数時間前じゃん!全然粗くないよ。いやスゲーって、超細かいよ。そんな才能もあるんだな。
箱崎星梨花
いえ……裁縫が得意な姉がいまして、以前いろいろ教わったので……と、わたしのことよりも。
箱崎星梨花
スバルさん、実はミサンガの色には意味があります。今回ベースで使った赤色には、勝利や
箱崎星梨花
悲願の達成といった意味があります。ですので……明日の大試練、がんばってください!
箱崎星梨花
といった思いを込めて作りました。トレーナーでないわたしは、スバルさん達とバトルの
箱崎星梨花
特訓みたいなことはできないので、せめて、お守りを作れないかと思いまして……
永吉昴
……!
箱崎星梨花
……あっ、以前ミキさんからミサンガを貰ったと聞いた時、スバルさんとても喜んでいたので、
箱崎星梨花
こういうのお好きなのかなと思いまして……お気に召さなければ無理には……
永吉昴
いや、そんなことないよセリカ。これスゲー嬉しい……大切にするよ!ありがとな!
箱崎星梨花
ホ、ホントですか?良かった……わたし、スバルさんに勝ってほしくて……島巡り、応援したくて…
箱崎星梨花
ポケモン達と楽しそうに笑うスバルさん、とってもステキなので、笑顔になってほしくて……
永吉昴
ス、ステキって……なんか照れるな。でも、ありがとうセリカ。オレ明日の大試練がんばるよ。
箱崎星梨花
はい!では……わたしは失礼しますね。スバルさんも、明日の為にお休みになってください。
永吉昴
あぁ!こんな時間にありがとな!じゃあまた明日!
永吉昴
……
永吉昴
……セリカが、あんなに可愛い子が、オレのことステキだって……やっぱオレ、単純だな!へへっ!
永吉昴
うしっ!休んでなんかられないぜ……おーいロトム!さっきのバトルの録画を見せてくれ!
(台詞数: 49)