野々原茜
やぁやぁプロちゃん!今日も一人寂しくコンビニのパンをモソモソと食べてるのかい?
野々原茜
そんなプロちゃんを哀れに思った茜ちゃんがお弁当作って来てあげたよ!
野々原茜
さぁさぁ!今生で初めての美少女手作りのお弁当を涙に打ち震えながら食べるがいい!
野々原茜
…うーん、なんか違うなぁ。
野々原茜
季節イベントでもないのにプロちゃんの非モテを煽るのも茜ちゃんらしくないし…
野々原茜
何より気合を入れて作りすぎちゃったよ…3人分はあるよこのお弁当…
野々原茜
調子に乗って茜ちゃん人形型おにぎりまで作っちゃったし、こっちが舞い上がってるみたいじゃん…
野々原茜
渡すべきか渡さざるべきか、それが問題だ…
野々原茜
……バカみたい、プロちゃんの事でこんなに茜ちゃんが悩むなんてさ…
野々原茜
お弁当の事はほっとこほっとこ!お昼になってから考えても遅くない!今日はレッスンだよ!
野々原茜
(3時間後)ふいー、今日もまた茜ちゃんの秘められた才能が解放されてしまったか…
大神環
おつかれあかねー!みんなでお弁当食べよー!
箱崎星梨花
もうお弁当も広げてるんですよ?ほら、一緒に食べましょう?
野々原茜
おお、気が利いてる…ってそれ茜ちゃんのお弁当じゃん!なんで食べる気満々なの!?
箱崎星梨花
あれ?もしかして一人分だったんですか?量が多かったのでてっきり差し入れなのかと…
大神環
うん、机に置いてあったしそうなのかなーって…
野々原茜
えっと、それは…その…
箱崎星梨花
あ、私達への差し入れじゃんないのなら片付けますね、勘違いしてすいません…
大神環
うん、今日のレッスンは激しかったし茜もこれくらい食べちゃうよね…
野々原茜
……ううん、こっちが出す前に広げられて驚いただけだよ!
野々原茜
ほらほら!茜ちゃんが早起きして作った差し入れなんだからみんなで食べようね!
箱崎星梨花
あっ、そうだったんですね…それじゃあ食べちゃいましょう!
大神環
うん、美味しそうだし待ちきれなかったんだぞ!
野々原茜
(ま、こんなに気合入れちゃったの渡しても恥ずかしいしこれで良かったよね…)
大神環
あっ、おやぶん!あかねがいっぱいお弁当作って来てくれたからおやぶんも食べなよ!
野々原茜
プ、プロちゃん!なんでここに…って事務所だからいてもおかしくないよね…
箱崎星梨花
茜さんのお弁当、とっても美味しいんですよ…ほら、どうぞ!
野々原茜
…本当に美味しいって、そりゃ茜ちゃんの手作りだからね!美味しくない訳がない!
野々原茜
どう?どう?美少女の手作りお弁当に縁なんて無かったプロちゃんには沁みる味でしょ?
野々原茜
なんなら茜ちゃんが仏様よりも深い慈悲を持ってプロちゃんのお弁当を作っても…
箱崎星梨花
あれ?おにぎりの下に何か紙が入ってますね…
大神環
えーっと…『お昼の時間も惜しむプロちゃんが体を壊さないようにお弁当を…』
野々原茜
わー!見ちゃだめ!読んじゃだめ!それ自分でも恥ずかしくなって読み返せない奴だからー!
大神環
『…無理しないでね、プロちゃん』だってさ
(台詞数: 34)