七尾百合子
3.2.1……アクション!
七尾百合子
これで最後の謎だよね!
箱崎星梨花
はい!はりきっていきましょうね!
七尾百合子
うん!……って、あれ?開かない。
箱崎星梨花
そういえば鍵を渡されていました。……でも、鍵穴が見当たりませんね?
七尾百合子
あっ、あった!下だよ、下。
箱崎星梨花
ホントです!でも、この部屋の鍵はここでしたでしょうか?それに、ドアも随分と変わって……
七尾百合子
なるほど。3人目は……(ガラガラ
ロコ
ウェルカムです!ユリコ!ロコが、ラストのミステリープレゼンターです!
箱崎星梨花
うわぁ、いつものスタジオがこんなに派手に!
ロコ
ふひひ。腕によりをかけてロコナイズしましたよ!
七尾百合子
それでロコちゃん、最後の謎は?
ロコ
むぅ、ドライなリアクションですが……許しましょう。入ってきたドアを見てください。
箱崎星梨花
あれ?鍵がないですね?でも、わたしはさっき鍵を使って……。
ロコ
イエス!インサイドからキーをオープンできません!そして、この部屋はウィンドウがありません!
七尾百合子
つまり、さっきまでここは密室だったってこと?
ロコ
ザッツライトです!さぁ、どうやってこの部屋を密室にしたか、このミステリーを解いてください!
箱崎星梨花
うーん、部屋の壁に怪しいところはないですね。というよりも一番怪しいのが……。
七尾百合子
うん。部屋の真ん中に転がっているジャイアント茜ちゃん人形たちだよね。
箱崎星梨花
えーっと……えい!えい!!えい!!!
箱崎星梨花
中にだれもいませんね。もう少し調べてみます。
七尾百合子
(ジャイアント茜ちゃん人形はミスリードかもしれない。目立ち過ぎだよ)
七尾百合子
出入りするのに簡単なのはこのドアだけど……(ガラガラ
七尾百合子
あれ?思ったより簡単に動く……。
箱崎星梨花
うわぁ、凄いですよ、百合子さん!このジャイアント茜ちゃん人形簡単に持ち上がります!ほら!
七尾百合子
うわわ、星梨花ちゃん危ない……よ。あっ!
箱崎星梨花
どうしたんですか?鍵を見直して……?
七尾百合子
そういうことなんだ!名探偵、推理完了です!
ロコ
お、ユリコ、ミステリーは解けましたか?
七尾百合子
うん。一見、密室に見えるこの部屋だけど、常に自由に外へ出られたんだ。このドアからね。
箱崎星梨花
え?でも、ドアにはかぎが掛かってて……
七尾百合子
ううん、カギなんかいらない。だって、このドアは……(ガラガラガラッ
七尾百合子
横だけじゃなくて、シャッターのように上下にも動くんだから!
ロコ
グレイトです!ユリコ!ラストキーワードをプレゼントです!
七尾百合子
ありがとう。最後は……「ぎ」だね!
箱崎星梨花
えーっと、これまでのきーわーどは「は」と「お」。そして、「ぎ」
七尾百合子
並びかえると……「おはぎ」!
ロコ
コングラチュレイション!では、このボックスをオープンしてください!
七尾百合子
うん!
七尾百合子
うん!……って、あれ?また、紙?
ロコ
いや、中にはおはぎが入っているはずですよ。ロコはこの目で見ました。
七尾百合子
『臙脂の宝物を得たければ、これまでの謎を解け』「一 こ、ろ、せ」
箱崎星梨花
今までの謎の言葉と似ています。きっと、これまでのと合わせて謎を解けってことでしょうか。
七尾百合子
今までのをまとめると「六 せ、し」「四 り、つ」そして、「一 こ、ろ、せ」
箱崎星梨花
うーん、なんでしょう?
ロコ
ユリコ、事務所に戻ってください。本来ならおはぎを事務所でイートしてもらう予定でした。
ロコ
いつ、ボックスをすり替えられたか分かりませんが、きっと、何かヒントがあるはずです!
七尾百合子
分かったよ、ロコちゃん。犯人が誰だかわからないけど、この謎、絶対に解いて見せるんだから!
(台詞数: 48)