箱崎星梨花
28、29、30。腹筋運動3セット、終わりました。
野々原茜
早いね〜星梨花ちゃん。ちょっと待ってて。すぐ追いつくから….ぐぬぬ!
箱崎星梨花
はい……はぁ。(足りない。もっと体を鍛えたいです。)
箱崎星梨花
(でも、これ以上のトレーニングは皆さんの足を引っ張っちゃいますし…。)
高坂海美
聞こえたよ。悩める乙女の溜め息が!筋トレによる吐息が!
野々原茜
その声は…ウミミン!?
高坂海美
女子力と筋力のアドバイザー、恋愛ロードランナーの高坂海美です。
高坂海美
せりりん。どうやら何か悩んでいるようだね?
箱崎星梨花
…はい。私、歌やダンスがもっと上手くなりたくて、自主トレーニングを始めたんです。
箱崎星梨花
そうしたら、段々と自分の体が逞しくなっていくのがわかって、それが嬉しくて。
高坂海美
うんうん。わかるよ。自分の努力が目に見えるのって嬉しいよね。
箱崎星梨花
でも、筋肉の付け過ぎは逆にダンスの動きを鈍くしてしまうって聞いたんです。
箱崎星梨花
だから、最近はレッスンメニューを軽めにしているんです。本当はもっと運動したいのに…。
高坂海美
それは違うよ!!
箱崎星梨花
えっ?
高坂海美
筋肉はパワーの源!瞬発力の肝!筋肉のせいで動きが鈍るなんて無いよ!
箱崎星梨花
ほ、本当ですか…!?
野々原茜
で、でも!この本には肥大化した筋肉が動きを遅くするって書いてあるよ!?
高坂海美
それは漫画でしょ。現実と一緒にしちゃ駄目だよ。
野々原茜
ぐうの音も出ない正論。
箱崎星梨花
じゃあ、私…諦めなくていいんですか?逞しく鍛え上げた体を、諦めなくても…。
高坂海美
もちろん!筋肉は友達!私たちの最も身近な、最高のパートナーだからね!
高坂海美
ほら!私の体を見てみてよ!
箱崎星梨花
ふわぁ…すごい…。まるで美術館で見た彫刻のようです…。
野々原茜
すっご…ただムキムキと筋肉を付けるんじゃない。運動に最適化された体だ。
箱崎星梨花
あの、触っても…いいです…か?
高坂海美
もちろん!好きな所を好きなだけ触っていいよ!
野々原茜
言い方。
箱崎星梨花
お言葉に甘えて……わぁ…すっごく硬くて逞しいです…。
野々原茜
言い方。
箱崎星梨花
お腹も太腿も…なんだか安心できます。この体なら、どんな事だってできそう…。
箱崎星梨花
私も海美さんみたいになれるでしょうか?
高坂海美
なれるよ!毎日トレーニングを続ければね!
箱崎星梨花
やります!私、絶対に海美さんみたいな美しい体を手に入れます!
高坂海美
よく言った!それじゃあそんなせりりんに、私からプレゼントだ!
高坂海美
これ、筋肉を付けるのに便利な魔法の粉だよ。とっても美味しいやつだからね。
箱崎星梨花
わぁい、ありがとうございます!
野々原茜
も、もしかしてそれってドーピング…!?
高坂海美
プロテインだよ。
野々原茜
健全なやつだった。
高坂海美
それじゃあせりりん!私と一緒にトレーニングだ!付いてきてね!
箱崎星梨花
はい!海美先生!
野々原茜
行ってらっしゃい〜…うーん、ロリマッチョか。アリエスのイメージが変わっちゃうなぁ。
高坂海美
何を他人事みたいに言ってんの!茜っちもやるんだよ!
野々原茜
えっ!?いや、茜ちゃんはそこまで筋肉に興味無いよ!?
高坂海美
アリエスは小さな子ばかりのユニットでしょ!茜っちが率先して強くならなくてどうするの!
箱崎星梨花
茜さんもトレーニングするんですか?一緒に頑張りましょうね!
野々原茜
やめて!離して!倒れるだけで腹筋できる装置に乗せないで!
野々原茜
やめろー!なりたくなーい!美少女マッチョになりたくなーい!!
(台詞数: 49)