箱崎星梨花
あの後、直ぐに家に帰って来てパパはずっとだんまりでした…。
箱崎星梨花
助手席で高木さんから渡された名刺を何度も何度も見ながら…。
箱崎星梨花
そもそも、わたしも何で自分からロボットだって事を言ってしまったのか…
箱崎星梨花
後になってAI回路がグルグルしてます…。
箱崎星梨花
ねぇ、ジュニオール?わたし、ロボット規約違反しちゃったのかな…?
箱崎星梨花
ロボットは自分の意思で行動しちゃいけないのに…。
箱崎星梨花
<ぺろっ>
箱崎星梨花
…やだっ!ジュニオール…わたしの顔舐めてもゴムっぽい味しかしないよ?
箱崎星梨花
…ありがとう。ジュニオールなりに励ましてくれたんだよね?
箱崎星梨花
ジュニオールはわたしにとって唯一のお友達…。
箱崎星梨花
響さんの番組を見てた時に映ってた犬が凄く可愛いって言った次の日…
箱崎星梨花
パパが連れてきたわたしの大事な大事なお友達…。
箱崎星梨花
ロボットのわたしに怖がる事なく、懐いてくれるし…
箱崎星梨花
…たまにコッソリわたしの考えちゃいけない夢を聞いてくれる…!
箱崎星梨花
…響さんやあずささんのようなアイドルになってみたいな…なんてお話も聞いてくれる…!
箱崎星梨花
…でも、ロボットはそういうワガママを本当は言っちゃいけないんです。
箱崎星梨花
あくまで、わたしは子供のいない人に子供替わりの存在として造られた存在だから…。
箱崎星梨花
しかも、その試作型・MCO(machine chilled ordinary)…
箱崎星梨花
通称・『もちょ』の一体で一般的には秘密裏な存在だから…
箱崎星梨花
…ねぇ、わたし…やっぱり間違った事しちゃったのかな…?
箱崎星梨花
ジュニオールに再び問いかけると、ドアの向こうからママが呼びかける。
箱崎星梨花
どうしたの?ママ?
箱崎星梨花
…わたしに…お客様…?
箱崎星梨花
…えっ!?
箱崎星梨花
…水瀬財閥の…お嬢様!?
(台詞数: 25)