箱崎星梨花
それは、ある秋の日の事でした…。
箱崎星梨花
パパとママと一緒に鎌倉におっきな大仏さまを見に行った時のことでした。
高木社長
む、むむむ!ティン!ときた!キミ、アイドルにならないか!?
箱崎星梨花
なんか誰構わずキャンディを配ってそうな声のおじさんが、いきなりわたしに声をかけてきました。
箱崎星梨花
なんか、ちょっと怪しそうな人だったのでパパは早速その人に飛びかかりました。
高木社長
わ、私はロリコン犯罪者じゃない!こ、こういう者なんだ…!
箱崎星梨花
怪しそうなおじさんが白い紙を渡すと、パパも同じような紙を渡しました。
箱崎星梨花
…確か、これって『名刺交換』っていう大人のあいさつですよね?
箱崎星梨花
初めて見る名刺交換に、わたしはまたひとつ賢くなった気がしました!
高木社長
おぉ…箱崎グループの社長でいらっしゃいましたか!これは大変なご無礼を…。
箱崎星梨花
高木って名前のおじさんがペコペコ謝ると、パパもペコペコ謝ってます。
箱崎星梨花
ちょっと面白いです!
箱崎星梨花
高木さんは765プロっていうアイドルの事務所の社長さんのようです。
箱崎星梨花
パパの見せてくれたテレビで見た事がある人たちがたくさんいるようです!
箱崎星梨花
『どうぶつ探検隊』の我那覇響さんとか、『あず散歩』の三浦あずささんとか!
箱崎星梨花
もしかして、わたしもそういう人たちみたいにテレビに出られるんですか!?
箱崎星梨花
ワクワクが止まらなくて、パパの前に飛び出して聞いちゃいました!
高木社長
ああ、そうだよ。テレビだけじゃない。おっきな会場で歌を歌ったりとかもだ。
高木社長
アイドルは、みんなに夢と希望を与えられる…素晴らしいお仕事なんだよ!!
箱崎星梨花
それを聞いたわたしはオーバーヒートしそうでした!
箱崎星梨花
こんな感情は初めてです!
箱崎星梨花
いつもはパパの許可をもらって行動するわたしですが…
箱崎星梨花
やってみたい気持ちが止まらなくて、先に言葉に出しちゃいました!
箱崎星梨花
高木さん、わたし…アイドル、やってみたいです!
箱崎星梨花
…ロボットのわたしで良ければ!!
(台詞数: 25)