黒井社長
この国は争いが絶えず続いている。いわゆる内戦というものだ
黒井社長
どうしてこんなにも争いが続いているのか…
黒井社長
その理由は単純で…それでいて一番たちの悪い理由…
黒井社長
戦うことが好き……ただそれだけのことである。
黒井社長
私には小さい頃の記憶がなかった
黒井社長
気付いた時には戦場にいて、それが当たり前だと思っていた。
黒井社長
だがある日、私は知った…それは間違いだということを…
黒井社長
戦いが好きなのはほんの一部の人間で、多くの人はそれを望んでいないことを…
黒井社長
それ以来私は自ら戦うことをやめた。
黒井社長
私の力は…争いを好まない人を守るために使うと…そう決心した。
黒井社長
だが…私がそのようなことをしていると知った国は私に懸賞金をかけた。
黒井社長
戦いを好まないものは消される…そんな世の中だ。
黒井社長
私は…戦うことのできない人たちを巻き込むわけにはいかないと思い、その場を離れた。
黒井社長
………
黒井社長
「いたぞ!追え!」
黒井社長
???「くそっ!まだ追手が来るか!」
黒井社長
???「はぁああああ!!!」(ズバッ)
黒井社長
「ぐわぁああああ!!!」
黒井社長
???「はぁ…はぁ…はぁ…」
黒井社長
???「もっと…遠くへいかないと…」
黒井社長
私は、遠く…遠く離れた地まで離れていった。
黒井社長
そして、ようやく追ってが来なくなったのだが…
黒井社長
(どさっ)私の体力はもう限界だった…
黒井社長
私は…ここで力尽きてしまうのか…
黒井社長
私は……この国を……争いのない国にしたかった…。
黒井社長
そう思いながら、最後の時を迎えようとしていた……
黒井社長
その時だった…
箱崎星梨花
???「あいたっ!…またころんじゃいました…」
箱崎星梨花
???「もう…どうしてこんなところに石が落ちてるの!ぷんぷん!」
箱崎星梨花
???「あれ?……わわ!?人です!大丈夫ですか?」
黒井社長
少女の問いかけに私は答えた
黒井社長
???「私は…もうダメだ……ここは危険だから…早く……離れなさい…」
黒井社長
しかし…少女は私の問いかけを無視して
箱崎星梨花
???「そんなこと言わないでください。今私が手当てをしますね。」
黒井社長
そういうと少女は見慣れぬ機械を取り出し、私に何かをし始めた。
黒井社長
???「(見たこともない機械だ…薬とかではなさそうだが…)」
箱崎星梨花
???「少しビリビリすると思いますが、我慢してくださいね」
黒井社長
ビリビリとしびれる……だが、不思議と身体から痛みが引いて手足も動かせるようになった。
箱崎星梨花
???「えへへ、もう大丈夫ですよ。」
箱崎星梨花
???「あ、でもまだ首筋に傷が残ってますね。」
箱崎星梨花
???「………。」
箱崎星梨花
???「はい、これでバッチリです!」
黒井社長
私は「ありがとう」というと、少女が私に語りかけてきた。
箱崎星梨花
???「あの?もしかしてお家がないんですか?
黒井社長
訳が分からない。見ず知らずの人にこんなことを言うなんて…。私は黙っていた。
箱崎星梨花
???「よかったら、私のお家で過ごしませんか?」
黒井社長
???「それでは君に迷惑をかけてしまう。」そういうと、少女は不思議とこう言った。
箱崎星梨花
???「その時は…あなたが守ってくれますよね。」
黒井社長
…本当に不思議な少女だ。まるで、私のことを知っているかのような口ぶりだった。
黒井社長
これが…私と、その不思議な少女の出会いだった…・。
(台詞数: 50)