箱崎星梨花
「それは、遠い記憶。ある冬の日だった」
箱崎星梨花
「私は、寒い路地でうずくまっていた。理由は簡単。捨てられたからだ」
箱崎星梨花
「だが、私は納得出来なかった。何故私を捨てた?私が何をした?」
箱崎星梨花
「お前たちの、人間の理屈で私の命は終わるのか?」
箱崎星梨花
「そんな時だ。彼女と出会ったのは」
箱崎星梨花
あなた......帰る家がないの?
箱崎星梨花
「キレイな目をした少女...。それが最初の印象だった」
箱崎星梨花
じゃあ......私と同じだね♪
箱崎星梨花
「それから少女は私に語りかけた。自分はかつては上流階級の人間だったこと」
箱崎星梨花
「だが一族の謀略により、全てを失ったことを...。そして少女は言った」
箱崎星梨花
ねぇ、私と一緒に来ない?
箱崎星梨花
「耳を疑った。今話したようにこんな少女に私を養えるだけの財はないはずだ
箱崎星梨花
「だが、それと同時に私は気が付いた。彼女が誰かを...」
箱崎星梨花
「心を許せる者を必要としていることを。だから決めたのだ」
箱崎星梨花
「彼女に付いていこう。そして支えよう。彼女に仇なす者から守り」
箱崎星梨花
「彼女の笑顔を絶やさないために......」
箱崎星梨花
「だが時というものは残酷だ。彼女と出会った数年後、限界が来た」
箱崎星梨花
お願い...目を覚まして......!
箱崎星梨花
「遠くで、彼女の声が聞こえる...あぁ...短い時間だった」
箱崎星梨花
「だが、同時に満たされた時間でもあった...思い残すことは」
箱崎星梨花
お願い......
箱崎星梨花
ひとりはイヤだよぉ......
箱崎星梨花
「いやある!!彼女を置いては逝けない。神でも悪魔でもいい...!!」
箱崎星梨花
「私に、
箱崎星梨花
「私に、彼女を守らせてくれ!!」
箱崎星梨花
「それが私の、かつての生命の最期の記憶だ...。そして今は___」
箱崎星梨花
ほら、はやく行こっ♪
箱崎星梨花
「彼女を守る番犬としての記憶が私を形作っている」
箱崎星梨花
「私はあの日、不死の存在となった。消える条件はただ一つ」
箱崎星梨花
「彼女が、笑顔で生きられるようになること。決して飢えることのない」
箱崎星梨花
「自由に生きられるようになるまで」
箱崎星梨花
「その日まで私が___」
箱崎星梨花
「彼女を守るッ!!」
(台詞数: 33)