箱崎星梨花
う～ん…。
周防桃子
星梨花さん、まだ悩んでるの?
箱崎星梨花
お願いしたいことが沢山あって、なかなか決められないんです…。
周防桃子
優柔不断だなぁ…。お兄ちゃんみたい。
箱崎星梨花
ん～…。
高山紗代子
星梨花ちゃん、さっきからずっと唸ってるけどどうしたの?
箱崎星梨花
あっ、紗代子さん!
周防桃子
星梨花さんが七夕の願い事を決められないんだって。
高山紗代子
そんなに焦った話じゃ無いから、ゆっくりしっかりと考えれば良いよ?
箱崎星梨花
わかりました!
周防桃子
そういえば紗代子さん。
高山紗代子
どうしたの?
周防桃子
七夕ってどうして願い事をするの?
高山紗代子
私も詳しい話は分からないんだけど…。
高山紗代子
元々は他の国の文化で、織姫に手芸の上達を祈願した物らしいの。
高山紗代子
それが年月がたつにつれて技芸や手習い事の上達も祈願するようになったの。
高山紗代子
そして今みたいに、色んな事をお願いするようになったわね。
周防桃子
その結果願い事がごった煮になったんだね♪
高山紗代子
…身もふたもないことを言わないで。
周防桃子
それにしても、織姫もたまった物じゃ無いよね。管轄外の願い事をされてるもん。
高山紗代子
まぁ、今日日『機織りが上手くなりたい』とかのお願いをする人は殆どいないし…。
周防桃子
『お酒が飲みたい』とか『たか×くろ』とか、織姫が助走を付けて殴りかかるレベルだよね。
高山紗代子
大人達の願い事が碌なもんじゃないわね!
箱崎星梨花
桃子ちゃん、紗代子さん、お願い事が決まりました!
高山紗代子
いいお願いが決まったのね。見せてもらってもいい?
箱崎星梨花
ちょっと恥ずかしいですけど…どうぞ。
周防桃子
桃子にもみせて!
箱崎星梨花
『織姫さんと彦星さんが会えますように』
周防桃子
星梨花さんらしい願い事だね♪
高山紗代子
叶うといいわね、星梨花ちゃん。
箱崎星梨花
はい!
(台詞数: 31)