エミリー
...週末、杏奈さんに誘われて、昼過ぎから出かける事になりました!
箱崎星梨花
杏奈ちゃんハロー♪
望月杏奈
こんにちは、星梨花ちゃん、エミリーちゃん・・・
エミリー
遅れてしまって、ごめんなさい・・・!
エミリー
お父さんと色々約束事を交わしていたら・・・時間が掛かってしまって・・・
望月杏奈
いいよ、気にしないで・・・それじゃあ・・・行こっか!
箱崎星梨花
はい!!行きましょう!!
エミリー
一体、何処に行かれるのですか?
望月杏奈
えっとね・・・ゴソゴソゴソ・・・はい、これだよ!!
エミリー
Oh...もしや、それは、あの時のかるたの絵札ではないですか!
望月杏奈
そう、絵札というか、むしろ、割引券、らしいんだけど・・・
望月杏奈
せっかくだから、これを使って、最上家の饂飩、食べようかなって・・・
箱崎星梨花
それで、杏奈ちゃんが、わたしたちをわざわざ誘ってくれたんですよ~?
箱崎星梨花
なんだかこれって部活動の延長みたいですよね!!
箱崎星梨花
だって、饂飩を食べに行くんですから!!!日本の食文化の研究です!!
エミリー
そうですね!!静香さんのお家の饂飩、老舗らしいので、とっても楽しみです!
箱崎星梨花
えへへ~♪
望月杏奈
星梨花ちゃん、いつも以上に・・・はしゃいでる・・・
エミリー
はい!!常に先頭を行っていますしね
望月杏奈
星梨花ちゃんはお店の場所・・・わからないのにね・・・
望月杏奈
星梨花ちゃん!!このまま、真っ直ぐ、この坂を上って・・・!!
箱崎星梨花
は~い♪
エミリー
...伊織さまの言葉が、この間から、ずっと私の頭の中で引っかかって・・・
エミリー
(気になって、離れません・・・)
望月杏奈
星梨花ちゃん・・・縁石の、上に登ったりなんかして・・・
エミリー
遠方から楽しそうに手を振っていますね!まるで幼き少女の様です・・・!
エミリー
(星梨花は本当に不憫な子・・・なのでしょうか・・・)
望月杏奈
エミリーちゃん・・・どうかした?
エミリー
えっ・・・いや、何でもないです・・・すみません
望月杏奈
謝らなくていいよ・・・でも、悩んでいる様な、顔してたから・・・
エミリー
はい・・・実はですね・・・
エミリー
...私は先日、伊織さまに言われた事を、包み隠さず話しました
望月杏奈
そっか・・・そんなこと、伊織先輩に、言われたんだね・・・
望月杏奈
確かに、星梨花ちゃんは・・・空っぽなのかもしれないよね・・・
望月杏奈
だって、抜けてる所も多いし・・・
望月杏奈
それに、皆が知っているようなこと、教えないとわからないし・・・
望月杏奈
常識が通用しない子だって、杏奈も思うよ・・・
望月杏奈
でも、知らない事も含めて、杏奈達の気持ちとかも、しっかりちゃんと受け止めてくれる
望月杏奈
純粋に、素直に全てを吸収してくれる、スポンジの様な子だって、杏奈は思うよ!
エミリー
あの・・・杏奈さん、スポンジとは正しい日本語で、何と言えば良いのでしょうか?
望月杏奈
え~・・・そこ?
エミリー
...星梨花は一足先に坂を登りきったようで、いつの間にか後ろ姿が見えなくなりました
望月杏奈
家庭の事情とかは、杏奈には・・・よくわからないけど・・・
望月杏奈
でも、杏奈達と過ごしている日々が・・・空っぽなはず、ないよ!!
エミリー
...「お~い!」と、私達の事を呼ぶ星梨花の声に急かされる様に坂を上りきると・・・
箱崎星梨花
『エミリースチュアート歓迎会!!』
エミリー
...目の前に見える、老舗饂飩屋の看板の隣には、そう書かれていていました
エミリー
...そこには、星梨花、クラスで仲の良い人達、生徒会の方々、担任、顧問の先生がいました
箱崎星梨花
歓迎会、今までできなくて、ごめんね・・・ウェルカムトゥージャパンエミリー!!!
エミリー
(星梨花、貴方の笑顔は、とても、とても眩しいです)
(台詞数: 50)