箱崎星梨花
プロデューサーさ〜ん、お使い行ってきましたよー!
箱崎星梨花
はい、缶コーヒーとサンドイッチです。
箱崎星梨花
あ、それとお釣りです。今回はちゃんともらってきましたよ!
箱崎星梨花
えっとあとは……あ、あった。はい事務所宛の領収書です。
箱崎星梨花
ど、どうですか?今回はちゃんとできましたよね?
箱崎星梨花
やったー!
箱崎星梨花
そ、それじゃご褒美……お願いできますか……?
箱崎星梨花
(なでなで) えへへ……/////
馬場このみ
………
馬場このみ
………ねぇ莉緒ちゃん。
百瀬莉緒
どうしましたこのみ姉さん?
馬場このみ
今のプロデューサーと星梨花ちゃんのやりとり見て、どう思った?
百瀬莉緒
そうですねぇ……。
百瀬莉緒
あれだけのものを事務所宛で領収書切るなんて、プロデューサーくんも中々せこいなぁと…。
馬場このみ
あ、ごめん。私の説明不足だったわ。二人の仲を見てどう思ったかを聞きたかったの。
百瀬莉緒
そっちですか?それなら微笑ましいと思いましたね。
馬場このみ
それじゃ今度は星梨花を見て?あの表情、どう思う?
馬場このみ
あの頬を紅く染め、プロデューサーへ向けたとろけ切った笑顔……
馬場このみ
あれは完全にメスの表情よね。
百瀬莉緒
メスって……もっと他の言い方ないんですか?
馬場このみ
いや、あの表情はそれ以外に例えようがないわよ。
馬場このみ
最後にプロデューサーの表情を見て。
馬場このみ
あれは子供をあやすための笑顔なのか、それともヤバイ方の笑顔なのか……。
百瀬莉緒
個人的な願望を言うと、前者であってほしいですね。
馬場このみ
もし仮に後者だとしたら、私にもチャンスがあると思わない?
百瀬莉緒
このみ姉さん、それ本気で言ってます?
馬場このみ
冗談に決まってるじゃない……。
百瀬莉緒
知ってました。だからこその返しです。
馬場このみ
あっそ……。質問を変えようかしら。
馬場このみ
仮に後者だとしたら、この三人の中じゃ莉緒ちゃんが最下位よね?
百瀬莉緒
それは聞き捨てなりませんね。この私が最下位なわけないじゃないですか。
馬場このみ
前提条件にさっきのがあることを引っくるめても?
百瀬莉緒
………………。
馬場このみ
なんで黙るのよ……。
馬場このみ
ま、まぁ一般男性を基準に見てみたらわからないわね。
百瀬莉緒
そうすると、スタイルその他諸々と、このみ姉さんよりは上だと思いますよ私は。
馬場このみ
ほう、言うわね莉緒ちゃん。でも、女性の魅力はなにもスタイルで決まるわけじゃないわよ?
馬場このみ
大事なのは、女性としての『器』よ。
百瀬莉緒
でも、やはり男性の気を一番引くのはスタイルだと思いますよ。
馬場このみ
じゃあ聞くけど、莉緒ちゃんのその自慢のスタイルを活かせたことあるの?
百瀬莉緒
それは普段の私を見ればわかることじゃないですか?
馬場このみ
………プロデューサーには?
百瀬莉緒
………………。
馬場このみ
…………今晩飲みに行く?
百瀬莉緒
…………このみ姉さんさえよければ。
馬場このみ
〈その夜、プロデューサーも飲みに連れて行き、昼間のことについて問い詰めました〉
(台詞数: 46)