箱崎星梨花
むー……どうしたら良いんでしょう……
野々原茜
どうしたの星梨花ちゃん?困った事があるならこの可愛い可愛い茜ちゃんが聞いてあげるよ!
箱崎星梨花
茜さん……私のパパって家のお手伝いとかもさせてくれないんですよね、ママがやるから良いって…
箱崎星梨花
パパは星梨花はずっとそのままで良いんだよと言ってますけど、それじゃダメな気がして……
野々原茜
なるほど……星梨花ちゃんのパパが過保護だから少しは自立したいと……
野々原茜
それなら茜ちゃんにとっても良い案があるよ!聞きたい?聞きたい?
箱崎星梨花
どんな案なんですか?
野々原茜
それはねー……両親を連れて麗花ちゃんの家に遊びに行ったら良いんだよ!
箱崎星梨花
麗花さんの家にですか?
野々原茜
うんうん、「以前ユニットでお世話になった天真爛漫に育ったお姉さんです」って言えば良いよ!
箱崎星梨花
わかりました!どう言う効果があるかはわかりませんが話をしてみます!
野々原茜
と、言う訳で麗花ちゃんは今度のオフの時に時間取って貰って良い?
北上麗花
うん、私の家だね!お茶菓子とか用意して待ってるからね
野々原茜
お茶菓子以外にも、用意する事があるんじゃ無いかなー……?
北上麗花
うーん……そうだ!お土産も必要だね!
野々原茜
お、おぉ……いや、これだから良いんだけどさ……あっ、一応茜ちゃんもご一緒するね?
箱崎星梨花
(一週間後)すごいです茜さん!パパが「常識くらいは教えないとな…」って言ってくれたんです!
箱崎星梨花
ママも「今から少しづつ教えるから頑張ってね」ってお手伝いを認めてくれて……
野々原茜
う、うん……やっぱ、麗花ちゃんの家を見せるのは凄い効果だったね……
北上麗花
うん、星梨花ちゃんとお父さんとお母さん、来た時凄くビックリしてたもんね♪
野々原茜
そりゃお客さんが来るってわかってたのに足の踏み場も無いままのお部屋で出迎えられたら驚くよ!
北上麗花
うん、サプライズ成功♪
野々原茜
そんなサプライズはいらないよ……
箱崎星梨花
そういえば、お茶菓子も独特でしたよね……手作りの佃煮とたこわさが美味しかったです!
北上麗花
うん、自分でも良く出来たと思ってるんだ!星梨花ちゃんの口に合ったようで良かった〜。
野々原茜
うん、それで出したお茶がロイヤルミルクティーじゃなきゃ完璧だったと思うよ……
北上麗花
あれ?茜ちゃん紅茶は好きじゃ無かったの?
野々原茜
いや、そのお茶菓子なら緑茶にしとこうよって話なんだけど……
箱崎星梨花
そういえば、お菓子を取りに行くって言ってから一時間位居なかったのは何をしていたんですか?
北上麗花
あれはね、お茶菓子を探してる時にゴミ袋を買って無かったのを思い出して買いに行ってたの。
野々原茜
いやいや、お客さんが帰ってから買いに行こうね!
北上麗花
で、その途中で靴下が切れてたのも思い出したから買いに行ってて遅くなったんだ……
野々原茜
靴下が切れるって何があったの?全部履き潰すまで替えを買わなかったとか?
北上麗花
ううん、靴下は使い捨てにしてるんだよ、これで絶対に左右を間違えなくなるんだ♪
野々原茜
勿体無い!お金が超勿体無いよその履き方!月にプリン何個分のお金を使ってるのさ!
北上麗花
んー……靴下と下着代で月に2万くらいかな?
野々原茜
下着て……靴下だけじゃ無いんだ……もういおりんか律っちゃんにパスしたいよ……
箱崎星梨花
……そうだ、パパから麗花さんに伝言を預かってたんです!
野々原茜
伝言かぁ……怒ってないと良いんだけど……
箱崎星梨花
『目を覚まさせてくれてありがとう、今からでも遅くは無いからあなたも常識を学びなさい』です。
北上麗花
わーい、ほめられちゃった♪
野々原茜
全く褒められて無いからね!世間知らずに育てたらこうなるって反面教師にされてるだけだからね!
(台詞数: 42)