如月千早
P「スゥー……」
如月千早
P「スゥー……フゥー」
如月千早
P「そろそろ出てくる頃かな」
如月千早
……プロデューサー?
如月千早
P「おっ、お疲れさん!」
如月千早
お疲れ様です。プロデューサー、ここで何をしているのですか?
如月千早
P「何って、千早が着替えて出てくるのを、一服しながら待ってたんだよ」
如月千早
……そのココアシガレットを食べながらですか?
如月千早
P「うん」
如月千早
お願いですから、普通に食べてください。端から見ると、怪しい人に見えるので
如月千早
P「ちぇ~。雰囲気出ると思ってたのに<カリカリ>」
如月千早
そんな雰囲気いりません
如月千早
P「……なぁ、千早?」
如月千早
何ですか?
如月千早
P「今日のライブも、大成功だったな」
如月千早
え、えぇ。私も楽しめましたし、ファンの皆さんにも、楽しんで頂けたと思います
如月千早
……しかし何故、そんな事を聞いたのですか?
如月千早
P「いや、1年前からは想像もつかない程、千早は成長したなぁ~と思ってさ」
如月千早
1年前……ちょうどプロデューサーと出逢った頃ですね
如月千早
P「そうそう。あの頃の千早は、何か取っ付きにくい子だなぁ~って思ったな~」
如月千早
P「初めて逢った時は、俺を見るなり『あなたが私のプロデューサーですか?』」
如月千早
P「『まぁ、悪くないですね』ってさ」
如月千早
言ってませんよ、そんな事
如月千早
P「んで、俺が担当になったわけだけど……ま~あ大変だったよ」
如月千早
P「歌以外の仕事には、全然やる気を示してくれなくて……」
如月千早
P「『歌以外の仕事とか……むーりぃー』」
如月千早
言ってませんよ!私そんなにやる気無さそうにしてましたか!?
如月千早
P「でも実際、やる気は無かっただろ?」
如月千早
はい!!
如月千早
P「うん、いい返事だ。でも、そこから千早は、ゆっくりだけと変わってくれた」
如月千早
何度と言いますが、それはあなたのおかげですよ、プロデューサー?
如月千早
P「そう言ってもらえる事が、何よりも嬉しいよ。千早の変わり様は、さっきよ~く分かったさ」
如月千早
P「『ライブ終わったにぃ~♪すっごくはぴはぴしたゆ~♪』なんて言って……」
如月千早
あなたには一体何が見えたのですか!?
如月千早
P「いや、そんな風に言ってくれたらいいな~と」
如月千早
そういうのは、向かいの事務所に任せておけばいいんです!
如月千早
P「はは……まぁ、千早もよく、こんな俺に着いてきてくれたもんだ。ありがとうな、千早」
如月千早
……お礼を言うのは、こちらの方ですよ。こんな私を見捨てる事無く、プロデュースして頂いて……
如月千早
物好きな人もいたものだと、そう思った時もありました
如月千早
P「物好きなのは、お互い様じゃないですかねぇ?」
如月千早
それもそうですね。だからこそ、私はあなたに着いて行こうと、そう思いました
如月千早
この人なら、私を理解して……受け入れてくれる、と……
如月千早
P「………………」
如月千早
プロデューサー、これまでの事、本当にありがとうございます。これからも変わらず
如月千早
私の事、プロデュースしてくださいね?
如月千早
P「あぁ、もちろんだ。俺の夢は、千早を世界一のアイドルにする事だ!」
如月千早
P「その夢を叶えるために、千早にはこれからも、俺に付き合ってもらうからな!」
如月千早
えぇ。もちろん、元よりそのつもりです。私とあなたの夢ですからね
如月千早
その夢を叶えるために、私はこれからも、あなたに着いて行きます。昔と比べて変わった私でも……
如月千早
この想いだけは……ずっと変わりませんから
(台詞数: 50)