矢吹可奈
【議論 開始】
箱崎星梨花
静香「未来は包丁で腹部を刺されていた…」
箱崎星梨花
静香「それで、その包丁は誰が持ち出したの?」
高山紗代子
可奈ちゃんか、桃子ちゃんが『厨房から持ち出した』んじゃないの?
高山紗代子
『食堂に誰もいない時』に、こっそりと…
箱崎星梨花
杏奈「そして、未来について行って…部屋の中で背後から…グサリ……」
箱崎星梨花
杏奈「……なんて、恐ろしい…」
矢吹可奈
(私も桃子ちゃんも、包丁なんか持ち出してない)
矢吹可奈
(それは、食堂にずっといたあの人だって知ってるはず…)
箱崎星梨花
静香「未来は包丁で腹部を刺されていた…」
箱崎星梨花
静香「それで、その包丁は誰が持ち出したの?」
高山紗代子
可奈ちゃんか、桃子ちゃんが『厨房から持ち出した』んじゃないの?
高山紗代子
『食堂に誰もいない時』に、こっそりと…
矢吹可奈
《それは違うよ!!》
矢吹可奈
待って、厨房から包丁を持ち出したのは、私でも桃子ちゃんでもないんです。
高山紗代子
それを証言出来る人がいるの?
矢吹可奈
ええ、もちろん。…ねぇ、星梨花ちゃん?
箱崎星梨花
私…ですか?
矢吹可奈
星梨花ちゃん、昨日の夜はずっと食堂にいたって言ってたよね?桃子ちゃんと一緒に。
矢吹可奈
その間、食堂には誰も立ち寄らなかった。そして、朝になって美奈子さんが厨房に入った時には…
高山紗代子
百合子「包丁は、すでに一本なくなっていた…!」
箱崎星梨花
えっと、昨日の夜に可奈さんが食堂に来ていないのは確かです。
矢吹可奈
星梨花ちゃん達は夜時間まで食堂にいた。そして、夜時間になると食堂は閉鎖されてしまう…
矢吹可奈
つまり、私に包丁を持ち出せたはずがないんです!
高山紗代子
桃子ちゃんも食堂にいたんでしょう?彼女が持ち出したかもしれないじゃない。
矢吹可奈
桃子「桃子はそんな事してないッ!」
箱崎星梨花
そうです、桃子ちゃんはずっと椅子に座って紅茶を飲んでました。
箱崎星梨花
それに、桃子ちゃんが厨房に入ったら、私が絶対に気づきます…。
高山紗代子
…なるほど。じゃあこういうのはどう?
高山紗代子
星梨花ちゃんと可奈ちゃん、あるいは桃子ちゃんは共犯関係にあって、ウソの証言をしている…とか
箱崎星梨花
きょ、共犯…!?
高山紗代子
志保「ついでに聞いておきたいのだけど、共犯者がいた場合、その人もクロになるの?」
矢吹可奈
アカネ「アカネちゃんが答えて進ぜましょう!殺人の際、共犯者を味方につける事は可能ですが…」
矢吹可奈
アカネ「"卒業"出来るのは、実行犯であるクロ1名のみです。現実はそう甘くないよ!」
高山紗代子
志保「つまり、いくら殺人を手伝ったところで、共犯者は得をしない…」
箱崎星梨花
瑞希「共犯のセンはなさそうですね。…いや、犯人がそのルールを知らなかった可能性も…?」
矢吹可奈
アカネ「あーもうメンド臭いなっ!ないない!今回の事件に共犯者はいないの!!」
矢吹可奈
アカネ「はッ…!言ってしまった…!」
高山紗代子
それが本当なら、可奈ちゃんも桃子ちゃんも、当然星梨花ちゃんでも包丁を持ち出すのは無理か…。
矢吹可奈
百合子「でも、食堂にいた2人でも無理なら、もう他の可能性は…」
箱崎星梨花
…あの、すみません。皆さんに言いそびれてしまった事があるんですが…
矢吹可奈
言いそびれた事?そういえば、私が調査してる時にも何か言いかけてたけど…
箱崎星梨花
実は…私と桃子ちゃんが食堂にいる間、他にも1人だけ食堂に来た人がいるんです…
高山紗代子
そんな大事な事…!どうして先に言ってくれなかったの!?
箱崎星梨花
だって…もう、ここにはいない人ですから…。
矢吹可奈
(ここにはいない人?それってもしかして…)
箱崎星梨花
春日未来さん…食堂に来たのは、今回の事件で殺された彼女です。
矢吹可奈
(み、未来ちゃんが…?)
矢吹可奈
(じゃあ、厨房から包丁を持ち出したのって…まさか…!)
(台詞数: 49)