矢吹可奈
ちょっと待って、星梨花ちゃん。未来ちゃんの『部屋の状況』を思い出してみて…
矢吹可奈
あの部屋には、どこにも争ったような形跡は見当たらなかったんだ。もちろんシャワールームにも。
箱崎星梨花
えっと…じゃあ未来さんは、犯人に抵抗する間もなく殺されてしまったんでしょうか…?
七尾百合子
紗代子「あるいは、わざと犯人に殺されたか。犯人をここから脱出させる為に…」
箱崎星梨花
っ!未来さんはそんな人じゃありません!
七尾百合子
紗代子「私もそう思いたい。でも、起こり得た可能性を無視したくはないの」
矢吹可奈
志保「…話を先に進めましょう。今は事件についての確認が先のはずよ」
箱崎星梨花
…すみません。
七尾百合子
ロコ「なんだか…それっぽくなってきましたね…」
矢吹可奈
【議論 開始】
矢吹可奈
昴「未来はシャワールームで死んでいた…それで、他にわかってる事は?」
箱崎星梨花
このみ「アカネファイルによると、未来ちゃんの腹部に刃物傷があったらしいわ」
七尾百合子
きっと、犯人が『ナイフで』未来ちゃんを刺したんだ。
七尾百合子
未来ちゃん…痛かっただろうな…
矢吹可奈
(未来ちゃんの刃物傷…たぶん、あの傷を付けたのは…)
矢吹可奈
(あの場所からなくなっていた刃物のはず)
矢吹可奈
昴「未来はシャワールームで死んでいた…それで、他にわかってる事は?」
箱崎星梨花
このみ「アカネファイルによると、未来ちゃんの腹部に刃物傷があったらしいわ」
七尾百合子
きっと、犯人が『ナイフで』未来ちゃんを刺したんだ。
矢吹可奈
《それは違うよ!!》
矢吹可奈
いや、あの傷はナイフじゃなくて、『包丁』で付けられたもののはずだよ。
七尾百合子
え?包丁…?
矢吹可奈
厨房にあった包丁が、事件後に一本だけなくなってたんだ。
箱崎星梨花
美奈子「そうそう!昨日の夜にはあったのに、今朝確認したら足りなくなっててびっくりしたよ～」
七尾百合子
本当だ。現場に落ちてた刃物…
七尾百合子
よく見れば、ナイフじゃなくて包丁だね、これ…
箱崎星梨花
紗代子「その傷が包丁で付けられたって事はわかったわ。それで?」
矢吹可奈
それで…って?
箱崎星梨花
紗代子「前にも言ったよね。現状で疑わしいのは、前日に未来ちゃんと会っていた可奈ちゃんと…」
箱崎星梨花
紗代子「自発的に私達と別行動を取っていた桃子ちゃんだって」
七尾百合子
桃子「……ッ!!」
矢吹可奈
私は前日の夜に会っただけで、桃子ちゃんだって未来ちゃんを殺すような理由はないはずです!
箱崎星梨花
紗代子「疑われるような行動を取っていたのは、あなた達くらいしかいないんだよ」
七尾百合子
志保「何をそんなに急いでいるんですか?」
箱崎星梨花
紗代子「…別に、そういう訳じゃ」
七尾百合子
志保「なら、議論を続けましょう。結論を出すには早計過ぎるはずです」
矢吹可奈
(ひょっとして、フォローしてくれたのかな…?)
矢吹可奈
(そうだ、私は犯人じゃない。それは私自身がよく知ってる…)
矢吹可奈
(それを、みんなに証明するんだ…!)
(台詞数: 39)