如月千早
〈カシャン〉ただいま戻りました。姫様
萩原雪歩
うん、おかえり!元気だった?
如月千早
はい。おかげさまで…失礼します〈スッ〉
萩原雪歩
っ!まって!!
如月千早
?どうなさいましたか姫様?もしや、なにか粗相を…?申し訳ありません
萩原雪歩
うぅん、違うの…。その……
萩原雪歩
……ごめんなさい
如月千早
…ご用がないのでしたら私はこれで……
萩原雪歩
…うん
萩原雪歩
〈雪歩の部屋にて___〉
萩原雪歩
はぁ…また言えなかった。久しぶりに会えたのに……
萩原雪歩
千早おねーちゃん……
如月千早
…姫様?
萩原雪歩
え!?千早おねーちゃ……千早さん!?どうして___
如月千早
私は姫様の夜の警護をしに…
萩原雪歩
そっか…うん。ありがとう。ねぇ、千早さん
如月千早
何ですか?
萩原雪歩
また…千早おねーちゃんって呼んでも良いですか?
如月千早
……お任せします
萩原雪歩
千早おねーちゃん。どうして、いつも遠くに行っちゃうの?
萩原雪歩
昔はいつも傍にいてくれたのに…
如月千早
…それが私の任務であり、騎士道ですから
萩原雪歩
ウソ。だって千早おねーちゃん、いつも辛そうだもん。ホントはこんなこと
萩原雪歩
望んでないんでしょ?違う?
如月千早
それは___
如月千早
…いえ、止めておきましょう。やっぱり雪歩様はスゴいですね
如月千早
私は幼い頃から貴女様をお守りしてきました。それこそ姉のように
如月千早
ですが、ある時を境に私は、貴女様ともっと深い仲になりたい
如月千早
そう思うようになってしまいました。そしてそれは、騎士道に反する
如月千早
だから私は、貴女様から逃げるように戦地へ…。でも駄目でした
如月千早
何度忘れようとしても、貴女様の笑顔を思い出して…私は…
萩原雪歩
千早おねーちゃん…
萩原雪歩
…私、千早おねーちゃんにずっと言いたかったことがあるの〈千早の頬を触る〉
如月千早
雪歩…様…?
萩原雪歩
私の…
萩原雪歩
私の…騎士になってください。私だけの騎士に
如月千早
…え?よろしいの、ですか……?私ごときが…〈ポロポロ〉
萩原雪歩
うん。だから約束して〈ギュウ…〉
萩原雪歩
もう、どこにもいかないで…!私の傍にいて…!
如月千早
…!はい。承知しました…〈チャキ〉
如月千早
私、如月千早は雪歩様の騎士となり、生涯をかけて___
如月千早
貴女様をお守りします…!
萩原雪歩
うん…ありがとう、おねーちゃん…!
如月千早
それと…出来ればその呼び方は二人だけの時だけで…
如月千早
…恥ずかしいので///
(台詞数: 45)