如月千早
うふふ♪波打ち際、冷たいけど気持ちいいですね
如月千早
P「………………」
如月千早
裸足で歩くのは、少し行儀が悪いですけど、あはっ☆
如月千早
P「……なぁ、千早?」
如月千早
ほら、プロデューサーも一緒にどうですか?
如月千早
P「ちーはーや~、俺が悪かったからさ~、いい加減元に戻ってくれよ~」
如月千早
うふふ♪おかしなプロデューサーですね。私はいつもこうですよ?
如月千早
P「(ホントにいつもそうだったら、どれだけ営業が楽な事か……)」
如月千早
P「(……やっぱり、“あの言葉”がマズかったのかな~)」
如月千早
《約1時間前》
如月千早
P『千早、ほら!もっと可愛く笑って!』
如月千早
『そう言われましても……可愛い表情なんて、出来ません』
如月千早
P『気持ちは分かるけどなぁ~、このままじゃ宣材として使えないんだよ』
如月千早
『大体何故、今更宣材を撮り直すのですか?今のままでいいじゃないですか』
如月千早
P『そうはいかんのだよ。せっかく千早のイメージにピッタリの衣装が来たんだ』
如月千早
P『これを宣材にすれば、更に仕事を増やせる!歌の仕事も来るかも知れないぞ!』
如月千早
『そんなに上手く事が運ぶでしょうか?』
如月千早
P『ほ~らほら、ニコッと笑って、ちーちゃん♪』
如月千早
『ちーちゃんって呼ばないでください。そんな事言って、私が笑うと思うのですか?』
如月千早
P『うーん、ダメか~』
如月千早
P『やっぱり、“普段から笑ってないと”こういうのは“無理”なのかもな~』
如月千早
『(カッチーン!)』
如月千早
『根暗で悪かったですねぇ。普段から無愛想で悪かったですねぇ!』
如月千早
P『千早?』
如月千早
『いいですよ、笑いますよ、笑えばいいんでしょう!?』
如月千早
P『………………』
如月千早
P『まぁ、そうだな。最も、今のままじゃ一生掛かっても“無理”だろうけど』
如月千早
『やりますよ、やってやりますよ、やればいいんでしょう!?』
如月千早
《そして現在ーーー》
如月千早
あはは♪うふふ♪青い空に、白い雲がよく映えますね~♪
如月千早
P「(やっぱり、“普段から笑ってないと”って所が、引っ掛かったのかな~)」
如月千早
P「(かくなる上は……)」
如月千早
P「千早!」
如月千早
何ですか?……あ、そうだプロデューサー、こんなポーズとかどうでしょう?
如月千早
P「スマン千早!根暗みたいな言い方して悪かった!ただ俺は……」
如月千早
P「せっかくいい笑顔を持っているのに、それを活かさないのは勿体無いって思ったんだ!」
如月千早
………………
如月千早
P「でも俺が間違ってた!千早はやっぱり、どんな表情でも自然に振る舞っているのが一番だ!」
如月千早
P「だから頼む!いつもの千早に戻ってくれ!」
如月千早
………………
如月千早
本当は、分かってましたよ。プロデューサーが、私の事を思って言ってくれていたと
如月千早
プロデューサー……私は本当に、いい笑顔を持っていると思いますか?
如月千早
P「あぁ、もちろんだ!ただ、もう無理に笑えとは言わんよ」
如月千早
P「まずは、そうだな……ちょっと流し目でカメラを見てくれないか?」
如月千早
流し目?……こ、こんな感じですか?
如月千早
P「おぉぉぉぉ!いいねいいね!まさにクールビューティーな歌姫って感じだ!」
如月千早
ぷっ、ふふっ♪もう、何ですか、そのフレーズ?
如月千早
P「きたぁぁぁぁぁぁ!その笑顔もらったぁ!!」
如月千早
もう、はしゃぎ過ぎですよ。まるで子どもじゃないですか
如月千早
喜んで頂けるのは嬉しいですけど、綺麗に撮ってくださいね、プロデューサー?
(台詞数: 50)