矢吹可奈
結局のところ、映画の私たちってなんなのかなぁ
七尾百合子
何というと?
矢吹可奈
妙によそよそしかったり、春香さんと面識がなかったりするの
七尾百合子
私たちの過去の姿とか、生き別れの双子とか
七尾百合子
劇中劇とか、夢オチとか、平行世界の存在とか夢は広がるね
箱崎星梨花
わたし、思うのですけど、本当に修復も改善も出来ない関係や問題って
箱崎星梨花
そうそう無いんじゃないかなぁって
箱崎星梨花
わたしたちが感じる苦悩や挫折は、全然特別なことじゃなくて
箱崎星梨花
ありふれた普通のことなのではないかとも思うんです。そのうえで言いますけど
箱崎星梨花
わたしは、何度だって可奈さんに駆け寄りますよ
箱崎星梨花
もちろん、百合子さんもライブシアターの皆さんにもです
七尾百合子
……
矢吹可奈
……
箱崎星梨花
あ、あのえーと。わたし何か変なこと言っちゃいましたか!?
七尾百合子
ちがうよ。星梨花ちゃんの言葉、ちゃんと届いてるから
七尾百合子
どんな詩人や思想家もかくやあらんって感じにね
矢吹可奈
ありがとう、星梨花ちゃん
矢吹可奈
私たちの春香さんも、私たちが知らない春香さんも、どこで見ているか分からないから
矢吹可奈
誰に見せても恥ずかしくない、何より自分が後悔しないアイドルでいようね
矢吹可奈
(そうだよね。春香ちゃん)
(台詞数: 20)