篠宮可憐
ウリムー「むー…」
北上麗花
なんだかうろうろしてるみたいだけど、ウリムーはどうしちゃったの?
篠宮可憐
えっと…四方八方から花の蜜の匂いがするせいで、どっちに行こうか迷ってるみたいです。
野々原茜
蜜の匂いの方に行ったらもれなく外れだと思うけど、大丈夫なの?
篠宮可憐
…!!
篠宮可憐
う、ウリムー…この木の実の匂いを探して…。
篠宮可憐
ウリムー「ふんふん…」
篠宮可憐
ウリムー「むー!!」
野々原茜
亜美「わわっ!?ウリムーが突然走り出したよ!?」
篠宮可憐
こ、今度こそ匂いを感じ取ったのかもしれません…。行きましょう…。
篠宮可憐
――――――――――。
篠宮可憐
これは…。
野々原茜
いや…たしかに柔らかくて辛い木の実だけどさ。うん。
北上麗花
マトマの実だね。とっても美味しそうだよ♪
野々原茜
キテルグマ「はらへったー!」
野々原茜
亜美「おお…キテルグマ、辛いの平気なんだ。というか好きそう?」
野々原茜
この子はやんちゃかいじっぱりなのかな?どっちもそれっぽいけど。
北上麗花
あ、こっちにも木の実があるよ?ナナのみとズリのみとパイルのみだね♪
野々原茜
…なんだろ、多分今一番知名度がある木の実たちな気がする。
野々原茜
キテルグマ「ごー?」
野々原茜
人があえて濁して言ったことを!!
野々原茜
亜美「ねえ、こっちにも木の実があるよ?地面に落っこちっちゃってるけど」
篠宮可憐
くんくん…あ、それは木の実じゃないです…!
野々原茜
亜美「ほへ…?」
野々原茜
亜美「うわわっ!?き、木の実が急に動き出したっぽいよ!?」
北上麗花
木の実じゃなくてタマタマだったみたいだね。ほら、仲間が集まって来たよ?
野々原茜
亜美「そうだったんだ…。ごめんね、仲間の元へお帰り?」
野々原茜
いやー…こう探してみても、他の木の実はあっても肝心のフィラのみは見つからないねぇ。
篠宮可憐
うう…す、すみません…。
北上麗花
時間はまだたくさんあるんだから、のんびり探そう?ほら、そんなに謝らないで。
北上麗花
【ビュオオゥ】きゃっ。ビックリした…。急に風が吹いてきたね。
篠宮可憐
くんくん…あれ?
野々原茜
亜美「どうしたの、お姉ちゃん?」
篠宮可憐
今の風の中に、フィラのみの匂いが混じってたんです。多分、あっちの方から…。
北上麗花
匂い…?私はそんなの感じなかったけど…。
篠宮可憐
い、行ってみましょう…!
篠宮可憐
――――――――――。
篠宮可憐
匂いがどんどん強くなってきてます…。こ、こっちです…。【ガサガサ】
野々原茜
なんか、すごい茂みの中を進んでるけど本当にあるのかにゃ…?
北上麗花
まあ、あるかもしれないんだから探してみるのもいいと思うよ?
北上麗花
まあ、あるかもしれないんだから探してみるのもいいと思うよ…って、あれ?
野々原茜
亜美「ねえ、あの木になってるのって…」
篠宮可憐
やっぱり…ここから匂いが漂ってきてたんですね。フィラのみ、ありました…!
野々原茜
本当にあったよ…。茂みの奥の奥にあったから、トレーナーに見つからなかったのかな。
篠宮可憐
そ、そうかもしれません…。だからか、とても立派に育った、いい木の実になってます…。
篠宮可憐
これなら、シュシュプも素敵な香りを出してくれそうです…。皆さん、ありがとうございます…!
北上麗花
依頼を受けたんだから、当然の事だよ。見つかってよかったね♪
篠宮可憐
…はいっ!!
野々原茜
亜美「…茜ちん、難しそうな顔してるけど…どったの?」
野々原茜
いや、ウリムーよりも的確で正確な嗅覚を持ってる人間って何だろうなって…。
(台詞数: 50)