野々原茜
見て、みんな!巣穴から子供のガルーラが出ていくよ!!
北上麗花
お母さんガルーラが見送ってる…。本当に、ガルーラの親子愛ってすごいんだね。
高木社長
ああやって、子ガルーラの姿が見えなくなるまで見送るのだろうな。
高木社長
…これで、ようやく私の目的も果たせるな。
野々原茜
亜美「目的?目的って、サファリパークが再開できるってこと?」
北上麗花
…っ!ニョロトノ、園長さんにれいとうビーム!!
高木社長
っ!さすが探偵を名乗るだけはあるか。しかしニョロトノでは遅すぎる!!
野々原茜
亜美「なに!?お姉ちゃんと園長はなにやってるの!?」
高木社長
そっちのちびっ子は理解が遅いな。だまして悪いが、私は園長ではない。
野々原茜
亜美「園長じゃないって、じゃあいったい何なのさ!!」
北上麗花
…大方、密猟犯とかそういう類だよね?子育てが終わって、気の抜けたガルーラをとらえに来た。
高木社長
御明察。私はガルーラの元へ行くから、あのポケモンは任せたぞ、トリトドン!【ポワーオ!】
野々原茜
偽園長が偽物だったってことは、本物の園長は何処に行ったの!?
高木社長
本物の園長?そいつは園長の家の適当な部屋に閉じ込めている。丁度大きな岩があったのでな。
北上麗花
…亜美ちゃん。バンギラスちゃんを連れて行って、園長さんを助けてきて。
野々原茜
亜美「…分かった。お姉ちゃんと茜ちんも気を付けてね!」【タタッ】
野々原茜
…亜美ちゃんを止めないの?
高木社長
別に園長などどうでもいいからな。トリトドン、ニョロトノにどくどくだ。【ドブッ】
北上麗花
避けてれいとうビーム!!
高木社長
たくわえる。受けきったらどくどくを返してやれ。【ドクッ…】
北上麗花
ニョロトノ!?
高木社長
後は任せたぞ、トリトドン。【ザッ…】
野々原茜
待てっ!!
北上麗花
茜ちゃん。トリトドンは私に任せて、あの人を追いかけて。
北上麗花
ニョロトノ、ねっとうで牽制注意をこっちに向けるよ!!茜ちゃん、今のうちに!!【バシャッ】
野々原茜
分かった!すぐに追いついてきてよ、麗花ちゃん!!【タタッ】
北上麗花
…やっぱり、水技じゃ全然ダメージ受けてない。とくせいはよびみずなんだね。
北上麗花
毒を受けてるニョロトノじゃあ荷が重い…かな。かと言ってマグカルゴもダメだから…。
北上麗花
とにかくなんとかするよ!ニョロトノ、きあいだま!!【ブンッ】
北上麗花
【ドッ…!】よしっ!動きは遅いからきあいだまも当たりやすい…けど!!
北上麗花
【シュウゥゥ…】やっぱり、思ったよりダメージはないみたい。ニョロトノ、れいとうビーム!!
北上麗花
…!さっきよりもダメージが少ない!?今の間にたくわえるをまたされちゃったのかな?
北上麗花
【シュウゥゥンッ】っ!!トリトドンの傷が回復してる…!やっぱりじこさいせいまで覚えてる!!
北上麗花
…………。
北上麗花
…………♪【ティンッ!】
北上麗花
この瞬間を待っていたんだー!なんてねっ?ニョロトノ、せーのっ!!
北上麗花
トリトドンの♪ちょっといいとこ見てみたいっ♪
北上麗花
それもう一回!もう一回!!
北上麗花
――――――――――。
野々原茜
あの密猟犯はいったいどこまで行ったの!?たぶん巣の方に行ったと思うんだけど…。
高木社長
ガルーラ「ぐぁっ…!!」
野々原茜
ガルーラの声!あっちだね!!行くよ、イーブイちゃん!!
高木社長
ふははは、捕獲用の電気網は効くだろう?
野々原茜
そこまでだよ!!
高木社長
…ほう?やはり、トリトドンだけでは止めきれなかったか。
高木社長
で、そこまでだったらどうしたというのだね?そのイーブイ一匹で私を止められるとでも?
野々原茜
この子に…イーブイちゃんに戦う力はあんまりないけど、それでも…!!
高木社長
力がないのならばそこで指を咥えてみているがいいさ。もしそえでも邪魔をするのなら…。
高木社長
マタドガス、少し相手をしておいておけ!!【ポンッ】
(台詞数: 49)