
野々原茜
ジャジャーン!みゃおみゃおプリンのウザカワイイほう、茜ちゃんだよ!

宮尾美也
どうも~。饂飩派か蕎麦派かと言ったらサンドウィッチ派、宮尾美也で~す。

野々原茜
ちょっと美也ちゃん?打ち合わせと違う自己紹介しないでね?

宮尾美也
は~い。二人合わせて「みゃおみゃおプリン」ですよ~。

野々原茜
これは麗花ちゃん以上に疲れる漫才になりそうだにゃ~……。

宮尾美也
茜ちゃん。お疲れのところ悪いんですけど、最近お寿司屋さんになりたいと思ってるんですよ。

野々原茜
唐突だね。アイドルがお寿司屋さんをやるなんて、聞いたことないよ。

宮尾美也
将来的には、道場六三郎さんのような寿司職人になりたいんです~。

野々原茜
道場さんは寿司職人じゃないんだけどな……。

野々原茜
じゃあ、お寿司屋さんコントをしよう!美也ちゃんが大将役で~。

宮尾美也
茜ちゃんが元帥役ですね~。

野々原茜
軍隊か!店長のことを大将って呼ぶでしょ!茜ちゃんはお客さんね!

宮尾美也
わかりました~。

野々原茜
(ガラガラ……)大将、やってる~?

宮尾美也
おかえりなさいませ、ご主人様~。

野々原茜
メイド喫茶か!威勢よく「いらっしゃい!」って言えばいいんだよ!

宮尾美也
まずは何を握りましょうか~?

野々原茜
まあまあ、美也ちゃん。大人の女なら、まずはお酒から頼むものだよ。

宮尾美也
なるほど~。では種類をお選びください~。

宮尾美也
サーモン、とろサーモン、ノルウェーサーモンがありますよ~。

野々原茜
「鮭」じゃない!「酒」だよ!酒持ってこーい!

宮尾美也
お待たせしました。養命酒です~。

野々原茜
薬用酒を出す寿司屋がどこにあるんだよ!もういいよ!早く握って!

宮尾美也
弱みを?

野々原茜
寿司をだよ!誰の弱みを握ろうとしてるのさ!?

野々原茜
何かさ、旬のものは仕入れてないの?

宮尾美也
たくさん仕入れましたよ~。アスパラガスにキウイにマンゴー。

野々原茜
寿司ネタが一個もないんだけど!そんなんじゃ、握れないでしょ!

宮尾美也
政権を?

野々原茜
寿司を!それは自民党に任せておけばいいの!

野々原茜
ほら、今が旬のお魚があるでしょ?

宮尾美也
お~。そう言えば、サクラダイとかマコガレイがありましたね~。

野々原茜
そうそう、そういうの!それちょうだい!

宮尾美也
昨日全部食べちゃったんですよ~。

野々原茜
あっただけかよ!茜ちゃんの数秒間のワクワク、返して!

野々原茜
もういいよ!赤身を握って!それならできるでしょ?

宮尾美也
は~い、赤身いっちょ~。

野々原茜
まったく……ようやくお寿司にありつけるよ……。

宮尾美也
あれ?茜ちゃん、まだ16歳ですよね?

野々原茜
今は関係ないでしょ?いいからお寿司を握ってよ!

宮尾美也
未成年なのに、お寿司屋さんでお酒を頼んでもいいんですか~?

野々原茜
ほ、ほら、一応コントだからさ。そういうくだりが必要かなーって……。

宮尾美也
お芝居だとしても、未成年の飲酒を促すようなことをしちゃマズイと思いませんか?

宮尾美也
このままじゃ、クレームが来ちゃいますよ?どうするんですか~?

野々原茜
そんな…………。何でもするから、茜ちゃんを助けてよ~!

宮尾美也
おやおや~?赤身と間違えて、茜ちゃんの弱みを握っちゃいました~。

野々原茜
寿司を握れ!!こんなんじゃ、お寿司屋さんなんて無理だよ!

宮尾美也
仕方ないですね~。漫才もおあいそでお願いしま~す。

野々原茜
いいかげんにしなさい!

宮尾美也
どうもありがとうございました~。
(台詞数: 50)