
馬場このみ
そろそろプロデューサーが来る時間ね……。

野々原茜
お、このみん!どうしたのかな、そんな険しい顔をして!何かお困りかな~?

馬場このみ
あら茜ちゃん。プロデューサーが出勤してくるといつも私の頭を撫でてくるのよ。

馬場このみ
それで、何か対策は無いって考えてるんだけど…。

野々原茜
なるほど、この茜ちゃんがいるというのに、このみんを優先してナデナデをするとは由々しき事!

野々原茜
ならば茜ちゃんもその対策を考えてあげちゃおう~!

馬場このみ
助かるわ。何かいいアイディアはないかしら…。

野々原茜
あるっ!!それは……耳貸して、こしょこしょ…

馬場このみ
ふむふむ……なるほど、それは良さそうね。

野々原茜
これがうまくいけば、このみんは撫でられずに済むし、茜ちゃんも得をする!!一挙両得だよ!!

馬場このみ
ええ!これで行きましょ!今すぐ準備するわっ!!

馬場このみ
【30分後】

馬場このみ
P『おはようございます!』

馬場このみ
……(カタカタ)

馬場このみ
『あ、このみさんおはようございます』

馬場このみ
…………(カタカタ)

馬場このみ
『このみさん?おーい。』

馬場このみ
……………(カタカタ)

馬場このみ
『…集中してるのかな…でも挨拶くらいしてもいいのに。…よし』

馬場このみ
『こ~の~み~さ~ん~!無視しないで下さいよ~!(ナデナデ)』

馬場このみ
『こ~の~み~さ~ん~!無視しないで下さいよ~!(ナデナデ)ムッ!!?この感触は!!』

野々原茜
(バッ)はっはっはー!!茜ちゃんだよ~!!!残念だったねプロちゃん!!

野々原茜
『何ッ!?茜かっ!!このみさんではなかったのか!!』

野々原茜
そう!プロちゃんがこのみんだと思っていたのは茜ちゃんの華麗なる変装だったのだ!!

野々原茜
パソコンのカタカタ音も適当にキーボードを押してただけなのだー!!!心地いい音だよね!

野々原茜
『こ、このみさんは…このみさんはどこだー!丁寧にヅラと衣服まで用意するとは!』

野々原茜
それを言う茜ちゃんだと思ったか!言って欲しくば茜ちゃんをもっとナデナデするがいい!!!

野々原茜
『くっ…!!ここまで手の込んだ事をするんだ、頭を撫でても口は割る気はないな!』

野々原茜
いやそうとも限らないよ?茜ちゃんがナデナデして欲しいのは本音だし!

野々原茜
それに…最近、プロちゃんはこのみんの頭ばっか撫でてるし…このみんに夢中だし…

野々原茜
そんな光景ばっか見てると茜ちゃんも胸が締め付けられて苦しくなるんだよ…。

野々原茜
『茜……そうか…すまなかった…茜にそんな思いをさせていたとは…』

野々原茜
『ほら、頭を……苦しい思いをさせた分、たっぷり撫でてやるからな…!(ナデナデ)』

野々原茜
プロちゃん…!えへへ……茜ちゃん、ちょっぴり幸せだよ…。これホントの気持ちだよ…♪

馬場このみ
フフ、茜ちゃん提案の替え玉作戦は成功ね。茜ちゃんにプロデューサーに相手をさせて、

馬場このみ
私はデスクの下で密かにノートパソコンでお仕事を進める!プロデューサーが外に出るまでの我慢!

馬場このみ
茜ちゃんの作戦はカンペキねっ!茜ちゃんも頭を撫でられて満足みたいだし!!

野々原茜
『それで、このみさんはどこに行ったの?』

野々原茜
あのデスクの下!!

馬場このみ
バラすなーーーーーーーーーーーー!!!!!本当に口を割ってどうするのっ!!!!!

馬場このみ
【結局このみさんも撫でられました】

野々原茜
すまない、このみん……でもナデナデはいいもんだよ…。
(台詞数: 42)