野々原茜
猫です。
宮尾美也
猫なんですか?
野々原茜
いや、実は猫と見せかけて……
野々原茜
……
野々原茜
猫です。君が美也ちゃんか、どんな子かと思えば。
宮尾美也
猫なんですね。こんな子です〜
野々原茜
そんな猫ちゃんに何か話したい事とかある?
宮尾美也
えーと……
宮尾美也
ないです〜。
野々原茜
そっちに無くてもこっちに要はあるんだい!
野々原茜
最近さ、美也ちゃんのとこのパパちゃんがめっちゃお昼寝の邪魔してくるんだよね。
宮尾美也
あら、お父様が?分かりました。では私がお昼寝を我慢することでバランスを取りましょう。
野々原茜
逆winーwinじゃん。眠らない街を作りたいわけじゃないのよさ。
宮尾美也
ではおやすみなさい〜
野々原茜
猫ちゃんの事さ、食べたい?
宮尾美也
え?
宮尾美也
それはちょっと。
野々原茜
今一瞬本気の嫌な顔したね。まあええわ。茜ちゃん……あ、猫ちゃん茜ちゃんって言うんだけど。
野々原茜
昔っからここに住んでるんだけど、なんか勝手に皆入ってきてるんだけど、まあそれは良いけど。
野々原茜
で、なんか変な噂立ってるんだけど、茜ちゃんが凄いみたいな、いや茜ちゃん凄いけどね?
野々原茜
いきなり来て心臓くださいは無いよね。倫理とかどうなってるんだろうね。
宮尾美也
あの、結局ご用件は……
野々原茜
茜ちゃん茜ちゃん茜ちゃん〜
野々原茜
茜ちゃんを食べると〜
野々原茜
死ななくなるらしいよ。
宮尾美也
……
宮尾美也
例え話ですか?
野々原茜
茜ちゃん死なないから、その心臓?を食べればおんなじように死ななくなるんだって、知らないけど
宮尾美也
……それおかしくないですか?茜ちゃんさんは心臓が無くなっても生きられるんですか?
野々原茜
知らないけど死なないんじゃない?死なないし。
宮尾美也
それじゃあ、その心臓には何の意味も無いんじゃないですか?
宮尾美也
もし心臓を取った事で茜ちゃんさんが死んでたら、それは不死の心臓じゃないですし。
宮尾美也
誰が言ったんですか?それ。
野々原茜
……ん、ごめん何か言ってた?ちょっと解脱してた。
宮尾美也
解脱でなく解説をしてください。
野々原茜
説明しよう。茜ちゃんは性格だけが悪いのである。ゴミ分別したこと無い。
野々原茜
ショートコント、初生雛鑑別士。
野々原茜
……この壺は……
野々原茜
……初生雛じゃない!!!!
野々原茜
……
宮尾美也
……
野々原茜
美也ちゃん。しょーみな話、生きたい?
宮尾美也
……考えたことないです〜
野々原茜
……
野々原茜
……じゃあ勝負しようか。もし美也ちゃんがこの先ずっと生きられたら茜ちゃんの勝ちね。
宮尾美也
それは多分無理だと思いますけど。
宮尾美也
というか何でいきなりそんなにムキになりだしたんです?
野々原茜
いや、そんなムキになるってほどでもないけどさ。茜ちゃん何でもエンジョイなんだけどね。
野々原茜
……
野々原茜
ウソつきだけは嫌いなんだ。
(台詞数: 50)