野々原茜
最近よく、ちゃんと笑えてないねって言われちゃう。
野々原茜
茜ちゃん的にはいつも通りに上手く笑えているつもりなんだけどね~。
野々原茜
昨晩だって、今朝だって、ちゃんと鏡の前で笑顔のチェックをしたし…
野々原茜
その時は完璧だったんだよね~。
野々原茜
でも、今日も言われちゃったよ。
野々原茜
別に他人の視線を気にして、不自然な笑顔を作っているわけじゃないんだけど…
野々原茜
心の底から茜ちゃんは笑えていないのかな…
野々原茜
茜ちゃんもね、その理由についてはなんとなくだけど目星はついているんだよ。
野々原茜
最近お熱のあの人は、忙しくて構ってくれない。
野々原茜
きっと、これに尽きるのかなって…
野々原茜
会えない時間が長すぎて茜ちゃんのスマイルゲージが減っちゃって、もうヌケガラ手前だよ。
野々原茜
会いたいよ…
野々原茜
プロちゃん…
野々原茜
心の中で叫んだって、この想いは届かない。
野々原茜
でも、プロちゃんは茜ちゃん一人のモノじゃないし…
野々原茜
でも、会いたい。
野々原茜
日に日にその想いは強まっていくよ。
野々原茜
ここ最近、茜ちゃんの面倒を見てくれるのは、送り迎えをしてくれるのは律子さんだけ…
野々原茜
律子さんがイヤってわけじゃないんだけど…
野々原茜
茜ちゃんはもう限界だよ。
野々原茜
そんな祈りが神様に届いたのか、茜ちゃんのスマホに着信が入って…
野々原茜
今日は律子さんに急用が入っちゃったから…
野々原茜
Pちゃんが他の子の現場が終わり次第迎えにきてくれる事になった。
野々原茜
茜ちゃんをここまで寂しい思いにさせてくれたプロちゃんをどう迎えてやろうものか…
野々原茜
拗らせた茜ちゃんは怖いんだぞ、うんうん、怖いぞ。
野々原茜
茜ちゃんの可愛さのせいで怖さがまったく出ないかもしれないけど、それでも怖いんだからね。
野々原茜
でも、やっと会える…
野々原茜
何日振りにあなたに会えるのかな?
野々原茜
プロちゃん…
野々原茜
茜ちゃんを独りにしないでよ。
野々原茜
プロちゃんの温もりで包んで欲しいな。
野々原茜
言葉をかけて…
野々原茜
名前を呼んで…
野々原茜
声を聞かせて…
野々原茜
プロちゃんの瞳に、茜ちゃんを映して…
野々原茜
あわよくば…ううん、やっぱりなんでもない。
野々原茜
うんうん、なんでもない。
野々原茜
欲張りはできないよね。
野々原茜
欲張りはしないよ。
野々原茜
全ては絶対望まないから…
野々原茜
だから、せめて…
野々原茜
ありのままの私でいられるように…
野々原茜
茜ちゃんに…
野々原茜
茜ちゃんに構って!
野々原茜
「ジャジャーン!」
野々原茜
「茜ちゃんはココだよ、プロちゃん!」
野々原茜
「ビックリした?」
野々原茜
「カワイイ茜ちゃんのコト、ちゃーんと捕まえておかなきゃ…」
野々原茜
「ダ・メ・だ・ぞっ?ニャハッ☆」
野々原茜
私はちゃんと笑えているかな?
(台詞数: 50)