野々原茜
茜ちゃんは喫茶店のバイト店員!今日も1日頑張るぞい!
野々原茜
…って思ったんだけれど、困ったお客さんが2人…。
高山紗代子
…………。
七尾百合子
…………。
野々原茜
(あれって、デストル高校の制服だよね?怖い人が多い学校って噂の。)
野々原茜
(どうしよう。見るからに険悪なムードだし…喧嘩とかしないかな?)
高山紗代子
おい、百合子。お前、この間の他校との抗争、大活躍したみたいじゃねぇか?
野々原茜
(抗争!?やっぱり不良!?)
七尾百合子
別に…あれはあいつらが弱過ぎただけ。
高山紗代子
それもあるな。お前を含め、所詮あいつらはひよっこだ。
高山紗代子
だが、そのひよっこ連中の中でもお前が抜きん出たのは事実だ。
七尾百合子
それで?こんな所に呼び出して一体何の用?
高山紗代子
正直に言おう。私はお前に心底ムカついているよ?新入生のくせに生意気だからな。
高山紗代子
しかしだ。活躍した後輩に褒美を与えないのも、先輩の面子に傷がつく。
七尾百合子
私はあんたからの褒美なんて欲しくない。
高山紗代子
そう言うな。今日はお前の好きな物、何でも奢ってやるよ。何が良い?
七尾百合子
……あずきパフェで。
高山紗代子
よし。店員さん、来てくれ!
野々原茜
は、はい!何でしょうか?
高山紗代子
あずきパフェ、特盛りで頼む!
高山紗代子
こいつな、この間の校外模試で良い点取ったんだよ。今日はその祝いだ!
野々原茜
は、はぁ…。
野々原茜
(抗争って模試かい!)
野々原茜
な、仲がよろしいんですね…?
七尾百合子
は?よく知りもしないで何言ってんの?
野々原茜
も、申し訳ございませんでした!
高山紗代子
安心しろ。私はお前が嫌いだから。
七尾百合子
私もだよ。ここだけはあんたと気が合うな。
野々原茜
(こ、怖いよ〜!ていうか、仲悪いなら喫茶店に来ないでよ〜!)
高山紗代子
そういえば、もうすぐデカい山があるな。
七尾百合子
期末試験ね。それがどうかした?
高山紗代子
これ、渡しておくよ。ここ数年間の過去問だ。
七尾百合子
…ありがとう。
野々原茜
仲良しじゃねーか!!
(台詞数: 34)