野々原茜
いやー、まさか取れるとは
野々原茜
いやー、まさか取れるとは、実は思っていました!
早坂そら
パシャパシャ!どなたか、感謝を伝えたい人はいますか!?パシャパシャ!
野々原茜
感謝……
野々原茜
感謝……。それならば、この才能溢れる茜ちゃんを産んでくれた両親に
野々原茜
そして、時代の先を行き過ぎていた茜ちゃんの才能を、理解してくれた皆さん。
野々原茜
あと、ついでに毎日ナデナデしてくれたプロちゃん
野々原茜
プリンを買ってくれたプロちゃん
野々原茜
みんな、ありがとおおおおお!
早坂そら
パシャパシャ
周防桃子
……ん?なにやってるの?
野々原茜
茜ちゃん、賞を受賞します!!
周防桃子
え?何の?
野々原茜
芥川賞!
周防桃子
ええっ!うそぉ!
野々原茜
だから、その記者会見の練習中なのだ!!
周防桃子
え?だって……え?芥川賞ぉ!?
野々原茜
そうだよぉ
周防桃子
小説書いたの?
野々原茜
そうだよぉ
周防桃子
え?え?……どんな小説??
野々原茜
まず主人公は茜ちゃんでー
野々原茜
とあるきっかけで知り合った、病気の少女のためにアイドルになるって約束をするの
野々原茜
そして、その少女も茜ちゃん
周防桃子
え?え?どういうこと??
野々原茜
ん?1人二役ってことだけど?
周防桃子
いや斬新だけども、読んでて、わけが分からなくなるよ!
野々原茜
そして、茜ちゃんが茜ちゃんのために茜ちゃんと茜ちゃんで闘う
周防桃子
ほら、もう既にわけわからない!誰が誰なの?え、戦うの?なんで?
野々原茜
茜ちゃんは四天王だから。
周防桃子
え?何の四天王?てか、ひとりなのに四天王?
野々原茜
やっだなー、そこはちゃーんと、あと3人いるよ!
野々原茜
桃子ちゃんと、そらさんと、茜ちゃん
周防桃子
えぇ?その変な四天王に入れられてるの?
野々原茜
ふっふっふ。全員、色の名前がついているんだよー
周防桃子
茜色、そら色、桃色……あれ?足りないような?
野々原茜
そして、なんやかんやで甲子園の決勝まで行って
周防桃子
そのなんやかんや、すごく気になるんだけども!
野々原茜
茜ちゃんが刀を振り下ろすところで終わるの。
野々原茜
本当のラストは読者のみんなの中に!ってね。
周防桃子
衝撃のラストだね!!
周防桃子
……でも、ちょっと読みたいかも。その本、どこにあるの?
野々原茜
え?茜ちゃんの頭の中だけど?
周防桃子
え?なにそれ……本じゃないの?
野々原茜
エアバンドならぬ、エア小説だよ?いやー斬新な手法だね!!
野々原茜
こりゃ、芥川賞とったも同然だよねー!
早坂そら
パシャパシャ(←口で言ってるだけ)
周防桃子
……飴食べて、寝よう。
早坂そら
その後茜ちゃんが、芥川賞ではなくアクター側の賞を取ることになるのだけど、それはまた別のお話
野々原茜
にゃっはー!
(台詞数: 50)