周防桃子
…………はぁ。
野々原茜
おやおや?どうしたのさ?そんなに深い溜息ついて。
周防桃子
茜さん!?べ、別に溜息なんか!
野々原茜
桃子ちゃん、ここ数日ずっとそんな感じだよね。
野々原茜
良かったら、茜ちゃんに話してみない?
野々原茜
茜ちゃん、可愛いだけじゃなくてすっごく頼りになるから!
周防桃子
茜さん…。
周防桃子
実はね、育から連絡が無いの。
野々原茜
育ちゃんから?
周防桃子
育ね、今はお仕事で遠くに行っているんだ。
周防桃子
それで、上手くやってるかなーってメッセージを送ってみたんだけれど…。
野々原茜
返答が無いと?
周防桃子
うん…メッセージ、全部未読のままで、読んでくれてもいないし…。
周防桃子
桃子、育に何か嫌われるようなことしたのかな…?
野々原茜
うーん…それはきっとあれだね。
野々原茜
田舎だから、スマフォに電波が届いていないんだよ。
周防桃子
国内で今時そんな場所があるの?
野々原茜
国内と思って侮るなかれ。彼らが向かったのは田舎の山村。
野々原茜
鹿や猪や熊が跋扈する、まさにアニマル☆ステイションなんだよ。
周防桃子
まさかそんな場所があるなんて…。
野々原茜
試しに、プロちゃんに電話してみるね。
野々原茜
「おかけになった電話は、現在電波の届かない地域にございますか、または電源が…」
野々原茜
ほらね!プロちゃんの電話も繋がらない!
周防桃子
ほんとだ…じゃあ桃子、嫌われたわけじゃ無いんだ…。
周防桃子
なんかスッキリした!ありがとう、茜さん!
野々原茜
いやいや!お役に立てて光栄だよ!
野々原茜
おや?あれは…。
天空橋朋花
育ちゃんから返信が来ない育ちゃんから返信が来ない育ちゃんから返信が来ない育ちゃんから返信が
野々原茜
怖っ!?
天空橋朋花
育ちゃんから返信が…こ…な…。
天空橋朋花
すぅ…。
野々原茜
…?朋花ちゃん?息、してなくない?ねぇ、朋花ちゃん!?
野々原茜
朋花ちゃーーーーーん!!!
野々原茜
(その後、朋花ちゃんの蘇生と説得に2日かかった。)
(台詞数: 34)