ジュリア
なぁ、茜…もう止めようぜ?
野々原茜
ジュリアンは黙ってて!女にはやらなきゃならない時があるんだよ!
ジュリア
んなこと言ったってさ…ルールとかよく分かんないけど、囲碁って白と黒のコマで戦うんだろ?
ジュリア
盤上に、茜の黒い石が一個もねーんだけど。
野々原茜
うぐっ、でもでも、勝敗は最後の最後までわかんないじゃん!
野々原茜
例え1%の勝ち目しかなくたって、諦めないのがアイドルだよ!
ジュリア
いやだから黒石ねーし。1%も勝ち目があると思ってんのがおこがましいっつーか。
宮尾美也
……
ジュリア
さっさとミャオに「囲碁なんて石並べてるだけじゃん」って言ったの謝っちまえよ……
野々原茜
だ、だってそうじゃん……
ジュリア
(あ、バカ…
宮尾美也
……
野々原茜
ひぃっ!
宮尾美也
……ニコッ♫
宮尾美也
さ、茜ちゃんの番ですよ〜♫
野々原茜
あ、あの…投了とかって……
宮尾美也
さ、茜ちゃんの番ですよ〜♫
野々原茜
ガン無視ッ!?
ジュリア
だーめだコリャ。あたしレッスン行ってくるわ。茜、ファイト。
野々原茜
待って!行かないでジュリアン!!茜ちゃんを一人にしないで!
宮尾美也
大丈夫ですよ〜。私は茜ちゃんの前にいますから〜♫
野々原茜
は、ははははは……
ジュリア
[二時間後、戻った私の前には泣きながら土下座する茜に碁石を握らせて微笑むミャオがいた]
(台詞数: 23)