七尾百合子
私は魔法使い百合子!現在魔法の修行のため、旅に出ています!
七尾百合子
でも、今は何やかんやでこの世界に現れた魔王を倒すことに……!
北沢志保
まるでどこぞのRPGですね。
七尾百合子
妙に的確な例えをしないで!
七尾百合子
この子は同じ魔法使いの志保。私と一緒に旅をしている。
七尾百合子
魔法使いのはずなんだけど………。
北沢志保
あ、敵だ。(カチャッ、パーン!)
七尾百合子
銃しか使ってない………!
七尾百合子
ねえ志保、私達魔法使いなんだよ?やっぱり戦闘は魔法で………。
北沢志保
そんなこと言われても………使うまでもない相手ばかりですし。
七尾百合子
で、でも、それじゃ魔法の修行にならないよ!?
北沢志保
分かりました。次は魔法使います。
野々原茜
ふっふっふ。2人とも、ここまでだよ!
七尾百合子
あ、あなたは!
野々原茜
魔王軍親衛隊、紅槍の茜ちゃんだよ!
北沢志保
ふーん、そうですか。
野々原茜
魔王軍の中でも強くてカッコ良く、かつカワイイこの茜ちゃんが君たちをここで屠ってあげ
北沢志保
それっ。
野々原茜
え?何々!?茜ちゃんの身体が霧散してるんだけど!?一体これはな………!
七尾百合子
………志保、何したの?
北沢志保
この世の物質は全て元素で出来ていることは知っていますよね?
七尾百合子
それは……うん。
北沢志保
そういうことです。
七尾百合子
どういうこと!?
北沢志保
魔法で相手の身体を構成している分子の結合を全て崩壊させたんです。
北沢志保
ほら、この水溜まりが相手の一部です。
七尾百合子
やってることがえげつないよ!グロテスクだよ!
北沢志保
血も内臓も出てませんよ?
七尾百合子
それでも!何かダメだよ!
七尾百合子
さすがに敵が可哀想だよ………。
北沢志保
分かりましたよ。戻せばいいんですね。それっ。
野々原茜
………ハッ!?茜ちゃんは一体何を………?
七尾百合子
え〜………。
北沢志保
(カチャッ)さあ、最後に何か言いたいことは?
野々原茜
ムムムッ………茜ちゃん、ここは撤退だよ!
七尾百合子
瞬間移動!?あんな遠くに!
北沢志保
銃は届きませんね。仕方ない魔法で………。
七尾百合子
………今度は何する気?
北沢志保
相手がいる空間一帯に水素を集中させ、点火します。
七尾百合子
だからやることがえげつないってば!相手が跡形もなく消し飛ぶよ!?
北沢志保
え?そうですよ?
七尾百合子
オーバーキルだから!こらしめる程度でいいから!
北沢志保
はぁ………分かりました。(ドーン!)
野々原茜
みぎゃあああ!
北沢志保
焦げる程度にしました。
七尾百合子
もういいよ………。
七尾百合子
(魔法ってもっとファンタジーなもののはずなのに………。)
北沢志保
(魔法って物事を効率的にこなす為のもののはずなのに………。)
(台詞数: 48)