ミリオンロンパ 非日常編1ー13
BGM
恋心マスカレード
脚本家
不明
投稿日時
2014-07-20 01:34:38

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野々原茜
『キーン、コーン… カーン、コーン』
野々原茜
『えー、アカネちゃん待ち疲れたんで…そろそろ始めちゃいますか?』
野々原茜
『お待ちかねの…』
野々原茜
『劇場裁判をっ!!』
野々原茜
『ではでは、集合場所を指定します!』
野々原茜
『劇場エリア1階にある、赤い扉にお入りください』
野々原茜
『あ、そうそう。私服じゃダメだよ。自分の部屋にステージ衣装があるから、それを着て来る事!』
野々原茜
『うぷぷ、じゃあ後でね~!!』
矢吹可奈
劇場エリアの…赤い扉…。
矢吹可奈
そこに行けばいいんだよね…?ううん。…行くしかないんだよね。
矢吹可奈
【急いで部屋に戻って支給された衣装に着替え、指定された赤い扉の中に入った】
高山紗代子
遅刻よ、可奈ちゃん。みんな待ってたんだから。
矢吹可奈
ごめんなさい、ちょっとバタバタしちゃって…。
高山紗代子
そう…。まあ、仕方ないかもね。だって……
矢吹可奈
(…みんなの視線が痛い。やっぱり、犯人だと思われてるのかな…)
矢吹可奈
(だけど、私が犯人じゃないって事は…私自身と、未来ちゃんがよく知ってる)
矢吹可奈
(…だったら、真犯人は誰なの?未来ちゃんを殺した真犯人は…)
矢吹可奈
(本当に、私達15人の中の誰かなの…?)
野々原茜
『うぷぷ…みんな揃いましたね?それでは…』
野々原茜
『正面に見えるエレベーターに乗っちゃって。そいつがオマエラを裁判場まで連れてってくれるよ』
野々原茜
『オマエラの…運命を決める裁判場にね……』
野々原茜
『うぷぷ…アカネちゃんは一足先に行って、待ってるからね~!!』
矢吹可奈
(このエレベーターに…乗ればいいんだよね…?)
矢吹可奈
【すでに全員が乗り込んだエレベーター…最後の私が乗り込んだところで…】
矢吹可奈
【扉は閉じ…エレベーターは動き始めた】
矢吹可奈
【みんな一様に無言で重苦しい空気の中、延々とエレベーターは降り続け…やがて、扉が開いた】
野々原茜
にょほほ!やっと来たね!
野々原茜
どう、このアカネちゃんチョイス!いかにも裁判場って感じじゃない?
野々原茜
うんうん、オマエラの衣装もいい感じ!やっぱりアイドルはステージでこそ輝くモノだからね~!
高山紗代子
最悪にミスマッチ…悪趣味にも程があるわ…。
野々原茜
はいはい、じゃあオマエラは自分の名前が書かれた席に着いてくださいな。
野々原茜
ハリーアップ、ハリーアップ!!
矢吹可奈
【アカネに言われるまま、私達は指定された席へと向かった】
矢吹可奈
【一同が、円状に陣取るように配置された席…】
矢吹可奈
【みんなの顔が、ぐるりと見回せるようになっている】
矢吹可奈
【互いの緊張感が、互いへと飛び火し…】
矢吹可奈
【その場の空気は、一気に重苦しいものへと変化していった】
矢吹可奈
【そして、幕は開く…】
矢吹可奈
【命がけの裁判…】
矢吹可奈
【命がけの騙し合い…】
矢吹可奈
【命がけの裏切り…】
矢吹可奈
【命がけの謎解き…命がけの言い訳…命がけの信頼…】
矢吹可奈
【命がけの…劇場裁判……】

(台詞数: 43)