七尾百合子
よし、買い出しはこれで終わりかな?
望月杏奈
ん………メモに書かれてたものは……全部買った、よ……
北沢志保
今更ですけど、私たちが劇場の備品の買い出しを?こういうのってアイドルの役目じゃない気が…
七尾百合子
まぁまぁ、プロデューサーさん忙しそうだし、劇場は私たちの家みたいなものだし!
望月杏奈
帰ってくる時、ただいまって言っちゃう時あるかも………
七尾百合子
でしょ?そのくらい大事な場所なんだから、買い出しくらい自分たちで頑張らないと!
北沢志保
確かに、劇場への私物持ち込みが最近増えてきてますからね
七尾百合子
ギクッ
望月杏奈
ギクッ
北沢志保
遊びに来てるんじゃないんですから、本やゲームは持ち込まないでくださいよ
七尾百合子
し、志保だって絵本持ってきてるでしょ!
北沢志保
そ、それは本屋さんに寄った時に気になる絵本があったから買ってきてただけです
望月杏奈
充電ケーブル………家用と劇場用があった方が、安心してゲームできるから………
北沢志保
遊びに来てるんじゃないだからってさっきも言ったでしょ!?
七尾百合子
好きな本を普及することは本好きとしては当然な行為だと主張します!
北沢志保
だからって本棚まで作らなくてもいいじゃない!
北沢志保
ああもう、敬語とタメ口が混ざる…!
七尾百合子
よくあんなテンポで使い分けられるよね
望月杏奈
志保、女優さんだから………
北沢志保
恥ずかしいからやめてくれない?
望月杏奈
怒られた……
北沢志保
もう、早く帰りましょうよ。私、ダンスレッスンの予定が入ってるんです
七尾百合子
そうだね、行こっか
望月杏奈
……早速、赤信号捕まったね
七尾百合子
神様っていじわる…
北沢志保
お店の前で騒がしくしたからですよ
七尾百合子
志保の声が一番大きかったと思う人〜
望月杏奈
はーい
北沢志保
大きくさせたのは誰のせいだと思ってるんですか
望月杏奈
どっち……?
七尾百合子
誰も非を認めないこの事象は行き場を失い、霧散し、この青空に消えていくのでした…
望月杏奈
さよなら…
北沢志保
赤信号じゃなかったら置いていくのに……
望月杏奈
そろそろ変わりそうだね………
七尾百合子
………
北沢志保
百合子さん、急に真顔になってなにを…
七尾百合子
………はっ!(指パチーン
望月杏奈
信号、青になった………
七尾百合子
決まった……時を操る魔法、クロノスアンパイア!
七尾百合子
……うぅっ!ち、力を使った反動が…やはり、時間を操ることは自身にも大きな影響を及ぼすのね…
七尾百合子
だけど、それでも私には変えたい未来がある…そのためならこんな痛みくらい乗り越えられる!
七尾百合子
待っててください、囚われの姫よ!必ずやあなたを救う未来を掴み取ってみせます!
七尾百合子
……あれ?志保?杏奈ちゃん?
北沢志保
お先に失礼します。私たちは先に帰っているので、荷物、よろしくお願いしますね
望月杏奈
百合子さん……杏奈、百合子さんっていう勇者のこと、忘れない、よ………
七尾百合子
そ、そんな!もう信号が赤になって、杏奈ちゃんと志保が向こう側に…!
北沢志保
説明ありがとうございます、では
望月杏奈
Lily_Knight……クロノスアンパイアは、もう使わない方がいいと思う……
七尾百合子
え、本当に置いて行っちゃうの!?ちょっと、2人ともー!裏切り者〜!
七尾百合子
うう、囚われの姫は私だったのかも…
(台詞数: 50)