七尾百合子
ふっふっふ……ついにこの時が来た!
七尾百合子
提案を続けること4年。ついに……ついに……!
七尾百合子
過去の歴史、神話から英雄を喚び出す英霊召喚システム!その構築に成功するなんて!
七尾百合子
長かったなぁ〜……いや、作れること自体あり得ない筈なんだけど。結局謎技術だし。
七尾百合子
まあそれは置いといて。今日はその試験運用をするんだけど……。
七尾百合子
ここレッスンルームだよね?特別な機械とかもないし……。
七尾百合子
とりあえず魔方陣描いて、詠唱を……。
七尾百合子
(詠唱中。)
七尾百合子
(ボワンッ!)わぁっ!?
七尾百合子
ケホケホッ……急に煙が……。
七尾百合子
!?ひ、人影!?本当に召喚に成功したの!?
七尾百合子
だ、誰かな……優しい王子系の英霊だったりして……!
望月杏奈
……サーヴァント、アサシン……アルラウネ……召喚に応じ、参上しました……。
七尾百合子
……。
望月杏奈
……。
七尾百合子
……杏奈ちゃん、何してるの?
望月杏奈
杏奈……違う。アルラウネ……。
七尾百合子
え〜?どこからどう見ても杏奈ちゃんなんだけどな〜?
望月杏奈
他人の……空似……。
七尾百合子
そもそもアルラウネって英雄じゃないよね。
望月杏奈
ひ弱なマスターには……この程度が……お似合い……。
七尾百合子
それは私を貶めてるの!?それとも自分を卑下してるの!?
望月杏奈
両方、かな……?
七尾百合子
というかやっぱり杏奈ちゃんだよ!声も性格も!プロデューサーさんに騙された〜!
望月杏奈
ち、違う……!私は……アルラウネ……!
七尾百合子
あ、そういえばさっき未来が杏奈ちゃんのアイス食べてたよ。
望月杏奈
未来が……!?百合子さん……詳しく、教えて……!
七尾百合子
へぇ。私名乗ってないのに名前知ってるんだ。それに未来のことも。
望月杏奈
あ。
望月杏奈
え……あ……その……。
七尾百合子
いや〜、このシステムすごいな〜!必要な知識を英霊に事前にインプットしてくれるんだね!
望月杏奈
……!そ、そう……だから、マスターの名前、知ってたの……。
七尾百合子
これからよろしくね、アルラウネ!
望月杏奈
よ、よろしく……。
七尾百合子
……ところでさ、知ってる?
望月杏奈
……?
七尾百合子
アルラウネってね、結構アレな逸話があるんだよね〜。(じりじり)
望月杏奈
ア、アレ……?ちょっと……分からない……それと……近い……。
七尾百合子
敢えてアルラウネをチョイスしたってことは、そういうことだよね…杏奈ちゃん♪(だきっ)
望月杏奈
え……えっ……!?
七尾百合子
杏奈ちゃん……。
望月杏奈
ゆ、百合子さん……。
七尾百合子
……な〜んちゃって。びっくりした?
望月杏奈
……え?
七尾百合子
騙されたお返し。まあ杏奈ちゃんがやったことじゃないけど。
七尾百合子
えへへ♪主導権を握るっていいな〜。最近杏奈ちゃんに振り回されっぱなしだったし。
七尾百合子
私の手の中で踊る杏奈ちゃん……ああ〜、可愛かった♪
七尾百合子
あ!プロデューサーさんに文句を言わないと。杏奈ちゃんを巻き込んで私を騙すなんて…
望月杏奈
……百合子さん、嫌い。
七尾百合子
えっ!?なんで!?ま、待ってよ杏奈ちゃぁぁん!
(台詞数: 50)