吸血鬼になった少女 17話
BGM
成長Chu→LOVER!!
脚本家
れみす
投稿日時
2017-07-20 09:06:56

脚本家コメント
第17話「不安と予兆」
開かずの間を調べたアンはその部屋にあった本のことはユリには内緒にしていた。
このことを今伝えるべきではないと判断したアンは少しずつユリと距離を詰めていくことを決めたのだった。
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七尾百合子
あれから数日、アンちゃんが毎日のように家に来てくれるようになった。
七尾百合子
例の部屋の掃除をしに来てくれるのだが毎回申し訳ないという気持ちでいっぱいになってくる。
七尾百合子
なので私が特製のハーブティーとリラックスさせるアロマを焚いてアンちゃんの心を癒してるんだ。
七尾百合子
はぁ…アンちゃんが来てくれるおかげで毎日が楽しいなぁ。
七尾百合子
私にもこんな日が来るなんて夢にも思わなかった。
七尾百合子
ずっとこの時が続けばいいのになぁ…。
黒井社長
『今日は二人に大きな仕事のお知らせがあるんだが…』
七尾百合子
「水着はNGですよ」
望月杏奈
『私も…や…。』
黒井社長
『NGの仕事を私が持ってくるわけないだろう。』
七尾百合子
「なんかPさん、アンちゃんに対して優しくないですか?」
黒井社長
『それはユリの勘違いだ。それで仕事の内容なんだが…』
黒井社長
『大きな野外フェスでのライブなんだ。』
望月杏奈
『ということは…おっきな会場で歌えるってこと?』
黒井社長
『そうだな、と言ってもある特定の条件が揃った時のシークレットゲストとしてだが。』
七尾百合子
「シークレットゲストですか。それで条件っていうのは?」
黒井社長
『外でやるからな。雨天、もしくは曇り空で日差しが出てないことが条件だ。』
七尾百合子
「アンちゃん、なんかごめんね。私がこんな設定なばかりに」
望月杏奈
『ううん、いいの。私もそれはわかってるから。それより楽しみだね。野外フェス。』
七尾百合子
「うん!」
黒井社長
『フェスは1か月後に行われるからそれまでレッスンを頑張ってくれ。』
七尾百合子
この時私は、楽しみと共に妙な違和感を感じていた。
七尾百合子
なんだかよくないことが起こるような…そんな気がしてならなかったのだが
七尾百合子
楽しみにしているアンちゃんを見ていると、そんなことが些細なことに思えたのだった。

(台詞数: 24)