七尾百合子
「おかえりアンちゃん。どうだった?」
望月杏奈
『開かずの間だけあって埃っぽかったね。』
七尾百合子
「あそこの部屋、何があったの?」
望月杏奈
『………。』
望月杏奈
『ユリちゃん…気を確かにね。』
望月杏奈
『あそこの部屋には…』
七尾百合子
「(ゴクッ)………。」
望月杏奈
『蜘蛛の巣がいっぱい張ってあったよ…』
七尾百合子
「いやああああああああああああああああああああああああああああああ!!!!!!」
七尾百合子
「蜘蛛!?蜘蛛はいやああああああああああああ!!!」
望月杏奈
『落ち着いてユリちゃん!蜘蛛の巣だけで本体はいなかったから。』
七尾百合子
「ほ…ほんとに?(涙目)」
望月杏奈
『ほんとだよ、だからね、泣き止んで。』
七尾百合子
「ふえぇぇん…よかったよぉ…」
望月杏奈
『でもあそこにはあまり近づかないほうがいいよ。』
望月杏奈
『私が時々掃除しに来てあげるから綺麗になったらユリちゃんも入ってきてね。』
七尾百合子
「うん、そうする。」
望月杏奈
『じゃ、私今日はもう帰るから。また明日ね。』
七尾百合子
「うん、またね、アンちゃん。」
望月杏奈
『………。』
黒井社長
『本当のことを言わなくてよかったのか?』
望月杏奈
『Pさん…いつからいたんですか?』
黒井社長
『さっき戻ってきたばかりだ。』
望月杏奈
『じゃあどうして私が本当のことを言ってないってわかるんですか?』
黒井社長
『私は何でも知ってるからな。』
望月杏奈
『変なPさん。』
望月杏奈
『でも、あそこにあったものをユリちゃんに見せるのは危ない…そう思っただけですよ。』
黒井社長
『そうか、その辺は君に任せるよ。』
黒井社長
『ユリのこと、よろしく頼んだよ。』
望月杏奈
『大丈夫です。絶対に私が本当のユリちゃんを取り戻させますから。』
望月杏奈
『(それまで待っててね、ユリちゃん。)』
(台詞数: 31)