望月杏奈
ひぃ…う、腕に…まとわりついて…来た…
七尾百合子
杏奈ちゃん、頑張って!
望月杏奈
百合子さん…見てないで…手伝って…早くぅ…
七尾百合子
む、無〜理ぃ〜だ〜よぉ〜。私、蛸は触れないの。
望月杏奈
そん…な…そんな事…言わずに…ほら、取って…よ。
七尾百合子
い、嫌ぁ〜、こっちに向けないでー!
横山奈緒
…あんたら、何しとんねん?
望月杏奈
あ、奈緒さん…
横山奈緒
2人がたるき亭の厨房を借りて何かしてるって聞いたから見に来たら…何やこれは?
七尾百合子
杏奈ちゃんが今日は蛸の日だからタコ焼きを作るって言い出して…
望月杏奈
新鮮な…蛸を見つけたから…久しぶりに…作ろうと…思った…の。
横山奈緒
へ〜、今日って蛸の日なんか。知らんかったわ。
七尾百合子
でも結果はご覧の通り…
望月杏奈
この蛸…元気すぎ…
横山奈緒
そうか。まぁ、頑張りや。私は事務所に戻ってるから焼けたらお裾分けよろしくな。
七尾百合子
あはは…頑張ります。
望月杏奈
だったら…百合子さん…取って〜。
七尾百合子
だから無〜理ぃ〜。
横山奈緒
(事務所)あの様子じゃあまり期待は出来んかもな〜。
横山奈緒
ん?そういや杏奈、新鮮な蛸を見つけたって言わんかったか?
横山奈緒
まさか…事務所の給湯室の冷蔵庫に入ってた奴やないやろな?
横山奈緒
(ガチャ)あ、やっぱり…蛸がおらんわ…
横山奈緒
昨日の昼間、知り合いの魚屋に貰ったはいいけど処理出来んから事務所の冷蔵庫に入れた奴や。
横山奈緒
で、夜に仕事終わって事務所に帰って来たら誰もおらんかったからついやってしもうたんよな…
横山奈緒
葛飾北斎の画であったやつを…///
横山奈緒
まぁ、いつもするひとり遊びとはまた違った感じであれはあれで良かったわ♡
横山奈緒
…まさかそんな事に使ってまた冷蔵庫に入れといた蛸を杏奈達が見つけるとはな。
横山奈緒
まぁ、言わなきゃナニに使ったなんてバレないわな?
横山奈緒
加熱処理されるし食べても大丈夫やろ。黙っとこ。
横山奈緒
ま、私は食べるのを止めとくけどな。
望月杏奈
(その頃)百合子さ〜ん…早く取って〜…
七尾百合子
うぅ、軍手を借りて何とか掴んだけど…なかなか取れないよ…
七尾百合子
あれ?吸盤に何か付いてる?
七尾百合子
あれ?吸盤に何か付いてる?これって…縮れた毛⁉︎
横山奈緒
ヘックション!
(台詞数: 35)