七尾百合子
きっかけはたったの一言だった。
大神環
ゆりこ、たまき恐竜がみたい。
七尾百合子
え?
七尾百合子
というわけで私は今、恐竜を探しに劇場付近で探して回っています。
七尾百合子
はぁ…なんで私にこんなことを頼んだのかというと珍しく志保がお姉ちゃんになったからです。
七尾百合子
いつもだったら「環のためなら何でもしてあげる♡」っていうのに志保なのにさ…
七尾百合子
こういうときだけ「恐竜は危ないから百合子さんに捕ってきてもらいなさい」って…
七尾百合子
何で私なのさ!
七尾百合子
何で私なのさ!って断ろうとしたら物凄く睨みつけてきたもんなぁ…
七尾百合子
しょうがない…適当にちっちゃいトカゲみたいな恐竜見つけてそれで我慢してもらおうか。
七尾百合子
(ドシン…ドシン…)何かの足音が聞こえる…まさか…恐竜!?
七尾百合子
(ギャオオオオオン)ひ、ひぃぃ~…ティ、ティラノサウルスだ…!
望月杏奈
あ、百合子さんだ…やっほー♪
七尾百合子
お、お願い…私を食べても美味しくなんか…
七尾百合子
って杏奈ちゃん!?何で恐竜の上に乗ってるの!?
望月杏奈
杏奈もね…最初にティラノを見たときはびっくりしちゃったんだけど…
望月杏奈
この子、杏奈のファンだったみたいでね…それで背中に乗せてもらってるの…
七尾百合子
まさかのファンだった!?
望月杏奈
だからこの子は杏奈の言うことなら何でも聞いてくれるんだよ…(ギャオオオオン)
七尾百合子
それはすごいね!だったら一つお願いしてもいいかな?
七尾百合子
実は環ちゃんが恐竜を見たいって言っててね。劇場まで一緒についてきてもらってもいいかな?
望月杏奈
それならお安い御用…
望月杏奈
(ギャオオオオオオオオオオオオン!!!)(ドシンドシン)な…何…?どうしたの?
七尾百合子
へっ?
七尾百合子
(ドッシーン!)へぶっ…
望月杏奈
あぁ…百合子さんが……ティラノに踏みつぶされて漫画みたいにペラペラに…
七尾百合子
ふみゅう……
望月杏奈
もう…どうして踏みつけたりしたの?
望月杏奈
……ふんふん。
望月杏奈
生の環ちゃんに会えると思ったら興奮しちゃった…か…。
望月杏奈
それなら仕方ないね。
(台詞数: 31)