吸血鬼になった少女 10話
BGM
瞳の中のシリウス
脚本家
れみす
投稿日時
2017-06-11 04:47:19

脚本家コメント
第10話「可愛い女の子」
新人アイドルNo.1決定戦に出るために会場に向かったユリとP。
現地につくとPはユリを置いてどこかへ行ってしまった。
一人楽屋で待機していると誰かが訪れてきた…
NEXT→「新人アイドルNo.1決定戦」

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望月杏奈
???(トントン)『ねぇ?入っても……いいかな?』
七尾百合子
「はひゃい!?ど、どうじょ!」
望月杏奈
『失礼します。』(ガチャ)
七尾百合子
ま、まさか私のことを訪ねてくる人がいるなんて思いもよらなかった。
七尾百合子
うぅ…恥ずかしいよぅ…
望月杏奈
『あの…?』
七尾百合子
「ひゃい!」
望月杏奈
『あ、ごめんなさい。もしかして……緊張…してるの?_』
七尾百合子
「あぅ…」(プルプル)
望月杏奈
『大丈夫、私はあなたの敵じゃないよ。』
七尾百合子
「………。」
望月杏奈
『あの……。』
望月杏奈
『(ど…)』
七尾百合子
「(ど…どうしよう…)」
七尾百合子
「(悪い人じゃないんだろうけど……ダメ…体が…動かないよ…)」
望月杏奈
『………。』
望月杏奈
『星明かり照らす キミの横顔を となりに感じて 空を見上げた』
七尾百合子
「あ…それは……。」
望月杏奈
『あなたが…歌ってたこの歌……私、好きになっちゃったの。』
望月杏奈
『だから私、あなたと…その…』
望月杏奈
『だから私、あなたと…その…友達になりたいの!』
七尾百合子
「とも…だち…?」
望月杏奈
『そう、友達!…ダメかな?』
七尾百合子
友達…今までそんな風に言ってくれる人はいなかった…
七尾百合子
ずっと一人だったから……だけど…私は…
七尾百合子
私は吸血鬼…友達なんて作ってもいいの?
望月杏奈
『あのね、私ね…今まで…その……友達がいなくて…いっつも一人だったの。』
望月杏奈
『それで…アイドルになったら……友達…できると思ったんだけど…上手くいかなくて…』
望月杏奈
『でもね、あなたのPRや…歌声を聞いていたらね…この人なら…良い友達になれそうって思って』
七尾百合子
………。
七尾百合子
「ユリ…。」
望月杏奈
『えっ?』
七尾百合子
「私は…ユリ。あなたは?」
望月杏奈
『えっと、私は…アン。』
七尾百合子
「私も、友達とか全然できたことなくて…不器用かもしれないけど…その…」
七尾百合子
「よろしくね、アンちゃん。」
望月杏奈
『うん、こちらこそよろしくね、ユリちゃん♪』

(台詞数: 37)