七尾百合子
(ここはおつきみやま。始まりを告げる風が吹く山。)
七尾百合子
はぁ…はぁ…んっ…ふぅ…。
望月杏奈
……サービスカット?
七尾百合子
違うよ!山登りでバテてるの!
七尾百合子
私ってマサラタウン出身じゃない?あの辺りって、山とかなかったんだもん。
望月杏奈
百合子さんの場合…それ関係無しに…引きこもって読書してたでしょ…。
七尾百合子
どうして知ってるの!?
ロコ
ユリコ。このマウンテンを越えれば次のシティですから、急ぎましょう。
ロコ
さもないと、テントを張って、キャンプすることになりますよ。
七尾百合子
それは嫌!野宿は絶対に嫌!
望月杏奈
…歩き旅なのに、野宿に抵抗があるって…どうなの?
七尾百合子
だ、だって!寝ている間に野生のポケモンが襲ってくるかもしれないんだよ!?
七尾百合子
岩ポケモンが落ちてきたら怪我するし、蝙蝠ポケモンに噛まれるかもしれない!
七尾百合子
そう、本に書いてあったの!
望月杏奈
それは…あるかもしれないけれど…。
七尾百合子
だから急ごう!もう一踏ん張りだよ!
七尾百合子
(5時間後)
望月杏奈
暗くなってきた、ね…。
ロコ
ここをキャンプ地とします!!
七尾百合子
やだーーー!!!
望月杏奈
文句言わないで…ほら、杏奈たちもテントを張るの、手伝うから…。
七尾百合子
うう…野宿怖い。野生のポケモン怖い…。
ロコ
まだ言ってますよ。
七尾百合子
きっと、寝ている間にモンジャラとかやって来るんだ…触手ポケモンがやって来るんだ…。
七尾百合子
そして、目が覚めた時には触手に絡め取られて、抵抗できなくて…そのまま…。
七尾百合子
もしかしたら、ガーディやデルビルみたいなケモケモしいポケモンかも…。
七尾百合子
いやいや、ブーピッグかもしれない…豚は凄いって聞くし…。
望月杏奈
……百合子さん。妄想し過ぎ。
七尾百合子
ッ!?考えを読まれた!?
ロコ
思いっきりボーカライズしていましたよ。
望月杏奈
それも…本で読んだ、の?
七尾百合子
いやいや、まっさか!!私、そんな本は読んだことないよ!?
望月杏奈
(怪しい…。)
望月杏奈
じゃあ、杏奈とロコは、ボールの中で眠るから…。
七尾百合子
えっ!?外にいてくれないの!?
ロコ
テントよりボールの方がコンフォータブルですからね。それではグッナイ〜。
望月杏奈
何かあったら、すぐに出てくるから…おやすみなさい。
七尾百合子
酷いよ!!裏切り者〜!!
七尾百合子
…はぁ。私も早く寝よう。
七尾百合子
………………。
七尾百合子
(ドキドキドキドキ…ハラハラハラハラ)
七尾百合子
(……………ワクワク)
望月杏奈
ちょっと、期待してない…?
七尾百合子
し、してないから!!
(台詞数: 44)