七尾百合子
ここがミリオン魔法学校…噂に名高い、偉大な魔女の養成学校。
七尾百合子
今日から私もここの生徒!頑張るぞー!
七尾百合子
…で、学校に着いたはいいものの、これからどうしよう?
望月杏奈
あの…もしかして、あなた…新入生?
七尾百合子
えっ?そ、そうですが…あなたは?
望月杏奈
杏奈は、望月杏奈。あなたと同じ…1年生、だよ。よろしく…ね。
七尾百合子
そうなんだ?私、七尾百合子。よろしくね、望月さん。
望月杏奈
杏奈で、いい、よ…。それより、一緒に…組分けの儀式に、行こう?
七尾百合子
組分けの儀式…?
望月杏奈
この学校、全寮制なんだけれど…寮は4つあって、クラス毎に分かれているんだ、よ…。
望月杏奈
誰がどの寮に入るか…それを、これから決めるの…それが組分けの儀式、だよ…。
望月杏奈
ほら、あれを見て…。
ロコ
マジカルステッキよ。このガールのクラスを教えてください!
ロコ
むむむ〜…ユリフィンドール!
望月杏奈
あんな風に、魔法の杖で性格とかを判断して…その人に合った寮を決めるの。
七尾百合子
なるほど…ちなみに、どんな寮があるの?
望月杏奈
「女の子同士の秘密のメモリーズ!百合に堪能なユリフィンドール!」
望月杏奈
「逞しいあなたは王子様?筋肉大好きマッスルパフ!」
望月杏奈
「友情?愛情?どっち?どっち?どっちもだよ!男色趣味のゲイブンクロー!」
望月杏奈
「アウアウ?セフセフ?危険な香り!子供を愛するロリザリン!」
望月杏奈
…以上の、4つ。
七尾百合子
ろくな寮が無い!!
望月杏奈
ノーマルな人は…マッスルパフに多いって…噂。
七尾百合子
私、きっとマッスルパフだと思うな!
望月杏奈
あくまで噂、だよ。それじゃあ杏奈…次、だから。またね、百合子さん。
七尾百合子
う、うん…ああ、急に不安になってきた…。
ロコ
次!ユリコ・ナナオ!
七尾百合子
は、はい!…あわわ、もう私の番だ…!
ロコ
このチェアに座ってください。リラックス、リラックスですよ。
ロコ
それじゃあスタートしますね。マジカルステッキよ、お願いします!
七尾百合子
は、始まった…マッスルパフ、マッスルパフ…。
ロコ
ふーむ…ディフィカルト、ベリーディフィカルトです…。
ロコ
妄想力に溢れています。子供も嫌いじゃない。男色知識もある。
七尾百合子
声に出すのやめて!
ロコ
さて、どこに入れたものか…。
七尾百合子
ロリザリンは駄目、ロリザリンは駄目…いや、マッスルパフ以外どこも駄目。
ロコ
どこも駄目?正気ですか?あなたはどのクラスにも入れるマーベラスな素質があるんですよ?
七尾百合子
全く嬉しくない!!
ロコ
そうですか…それならば、むしろユリフィンドール!!
七尾百合子
何で!?
七尾百合子
(パチパチパチパチ)
七尾百合子
拍手!?もしかして、あれってユリフィンドールの先輩方!?
七尾百合子
ってことは、あそこにいるのって、全員…女の子が…。
七尾百合子
…私、これから7年間、”無事に”やっていけるのかな…?
望月杏奈
百合子さん、お疲れ様…。
七尾百合子
杏奈ちゃん。うん、どっと疲れた気がする。
望月杏奈
これから7年間、同じ寮だけど…仲良くしてね。えへへ。
七尾百合子
うん。こちらこそよろし……。
七尾百合子
…………。
七尾百合子
同じ寮!!??
(台詞数: 50)