望月杏奈
へぇ……そうなんだ。
七尾百合子
うん、今日で私たちの劇場ができてピッタリ4年なんだって。
望月杏奈
なんか……そんな経った感じしないね。
七尾百合子
そう?けっこう色々あったと思うけど。
七尾百合子
例えば、ビーチバレーとか野球みたいな運動系のお仕事とか。
七尾百合子
私は運動は苦手だって言ってるのに、なぜか駆り出されちゃうんだよね。
望月杏奈
そっか。確かに……言われてみると、色んな種類のお仕事してきたね。
望月杏奈
杏奈は…お祭でタコに絡みつかれたのが。怖かった…。
七尾百合子
あれはかなりの無茶ブリだったよね。
七尾百合子
私もこの間マグロ漁船に乗せられてヒドい目にあったし。
望月杏奈
人のよっては、アイドルなのに商店街でアルバイトしたり……サーカスやったりしてたね。
七尾百合子
うん。他にも人間大砲で打ち出されたり人工衛星にさせられたり。
望月杏奈
無人島に連れてかれたり……みんなで投獄されたりもしたよね。
七尾百合子
志保なんて、なぜかサンタ服で塩を撒かされてたよね。
望月杏奈
…………えっと
望月杏奈
それはホラ……
望月杏奈
それはホラ……志保だし?
七尾百合子
そっか。
七尾百合子
でも他にも、言い出したらキリがないくらい変な事してきたよね。
望月杏奈
うん………。
七尾百合子
………………
七尾百合子
なんだか……
七尾百合子
私たちの4年間って、これで良かったのかな?
望月杏奈
……どうだろう。
七尾百合子
むーん。
望月杏奈
あ…………でも、杏奈はお仕事のおかげで……タコを捌けるようになったよ?
七尾百合子
うーん、それはアイドルとしての成長なのかな。
望月杏奈
でも…タコ焼きが作れるようになったおかげで、奈緒さんともっと仲良くなれた……と思う。
七尾百合子
なるほど。
七尾百合子
そういう事なら、私もビーチバレーのペアの海美さんとは信頼関係ができたと思うな。
望月杏奈
そうだ、サマーライブフェスで杏奈はベースが弾けるようになった…よ?
七尾百合子
じゃあ私は電子書籍端末の開発に携わらせてもらって、読書への理解がより深まったと思う。
望月杏奈
うん。もしかしたら…そういうの全部あわせて成長……なのかも。
七尾百合子
アイドルと関係無いような事も含めて?
望月杏奈
うん。
七尾百合子
そうなのかな。
望月杏奈
うん…きっとそうだよ。
七尾百合子
そっか。じゃあ私もそう思おうかな♪
望月杏奈
…………
望月杏奈
あ、杏奈…もう一つ成長した事、思いついた。
七尾百合子
なに?
望月杏奈
ちょっとやそっとの企画じゃ…驚かなくなった。
七尾百合子
確かに。
(台詞数: 43)