望月杏奈
あの……その……
望月杏奈
うう……
望月杏奈
んっ……
望月杏奈
これ、受け取って……ください。その……
望月杏奈
わたしの、気持ちです……。
望月杏奈
わたしの、気持ちです……。＼カット!/
望月杏奈
どう、かな?
望月杏奈
『私は悪くないと思うけど、紗代子は?』『私も同じです』『桃子としては物足りないかな』
望月杏奈
『私は杏奈ちゃんらしくてとってもいいと思ったよ!』『ありさも最高だったと思います!』
望月杏奈
『百合子さん、杏奈さんらしいじゃダメなんだよ?』『演じているんだから、役になり切らないと』
望月杏奈
ん……でも、杏奈、このひとの気持ち……よく分かんない。
望月杏奈
『そろそろ、杏奈ちゃんも恋する年頃だと思うけど』『杏奈ちゃんにはまだ早いと思います!』
望月杏奈
『お、落ち着いて、百合子』『いえ、百合子ちゃんは間違ってません!』『亜利沙ちゃんまで……』
望月杏奈
桃子ちゃんは、こういう役、も……やったんだよね。どうなの?恋……したの?
望月杏奈
『も、桃子は別に……』『ありさもぜひ聞かせてほしいです!』『わ、私も気になるかも』
望月杏奈
『こ、恋ぐらい……その、なんていうか……って、今は桃子の話はいいでしょ!』
望月杏奈
そっか……。
望月杏奈
『杏奈ちゃん、いくつか本を貸そうか?』『私も、いくつか見繕うよ』
望月杏奈
ん……だいじょうぶ、です。……ちょっと、外の空気、吸ってくる。
望月杏奈
……
望月杏奈
あ、プロデューサーさん
望月杏奈
いえ、だいじょうぶ……です。
望月杏奈
……ねぇ
望月杏奈
どうして、杏奈にこの役を……持ってきたの?
望月杏奈
……
望月杏奈
似合いそう……?杏奈に?
望月杏奈
……恋、なんて分からないのに?
望月杏奈
……
望月杏奈
なんでも、ないです……。
望月杏奈
もう少し、歩いてきます……。
望月杏奈
……
望月杏奈
……?
望月杏奈
これ、チョコレート?……杏奈に?
望月杏奈
ありがとう……ございます。
望月杏奈
……
望月杏奈
……
望月杏奈
……
望月杏奈
……恋をしてるなら、どきどき、したのかな。
望月杏奈
……
望月杏奈
……パク
望月杏奈
……
望月杏奈
……苦い
望月杏奈
……
望月杏奈
ただの、チョコレート……だよ
望月杏奈
……
望月杏奈
……いつか
望月杏奈
味が、変わる日が……くるの、かな。
(台詞数: 47)