七尾百合子
(シュッシュッ)
望月杏奈
百合子さん…何してるの…?
七尾百合子
(シュッシュッ)バレンタインだからね…体を鍛えてるんだよ。
望月杏奈
バレンタインだからの…意味がわからない…。
七尾百合子
杏奈ちゃんは覚えてないの?去年の悲劇を。
望月杏奈
去年…?何かあったっけ…?
七尾百合子
忘れもしない去年のバレンタイン…。
七尾百合子
勇気を出してPさんに手紙を渡して読んでくれたと思ったら…
七尾百合子
いきなり飴を嚙み砕いで攻撃してきたんだよ!信じられる!?
望月杏奈
そんなことあったっけ?
七尾百合子
あったんだよ、確かにそんなことが…。
七尾百合子
だからこうして体を鍛えてPさんを迎え撃つんだよ。(シュッシュッ)
望月杏奈
でも百合子さん……杏奈ね…さっきPさんにチョコを渡したらね…撫でてくれたよ。
七尾百合子
噓でしょ!飴とかドリンクとか飲みながら攻撃してこなかったの!?
望月杏奈
むしろ…褒めてくれた♪
七尾百合子
いいなぁ、私も褒めてもらいたいなぁ。
七尾百合子
なんだかんだで今年も頑張ってクッキーを作ってきたんだけど…素直に受け取ってくれるかな?
望月杏奈
大丈夫だよ……Pさんを信じてみよ。
七尾百合子
杏奈ちゃんがそういうなら…
望月杏奈
(ガチャ)ほら…Pさん来たよ…。
七尾百合子
あ、あの…Pさん…
七尾百合子
わ、私…頑張ってフォーチュンクッキーを作ってきたんです…。
七尾百合子
う、受け取ってくれますか?
七尾百合子
う、受け取ってくれますか?(スッ)
七尾百合子
(パァア)あ、ありがとうございます!実はこれ、占いじゃなくて物語になってるんですよ。
七尾百合子
(サクサク)だからクッキーを全部食べた後に繋げてみると一つの物語が完成するんです!
七尾百合子
(サクサク)Pさんのために頑張って作ったので…ちゃんと読んでくださいね。
七尾百合子
って…だ、だめですよ!今ここで読まないでください!私が恥ずかしいです…。
七尾百合子
ちょ、ちょっと!みんなを集めて朗読会を開こうとしないでくださいよ!
七尾百合子
Pさんのいじわるー!
(台詞数: 30)