ロコ
アンナ!ユリコ!どこですか!
七尾百合子
どうしたの?そんなに大きな声出して。
望月杏奈
お腹空いてるの…?お菓子…食べる?
ロコ
ロコのことをチルドレンみたいに言わないでください!
ロコ
そうじゃなくて、2人でしょう!?ロコのミュージックプレーヤーを別の物とスワップしたのは!
七尾百合子
そんな!どういう証拠があってそんなことを言うの!?
望月杏奈
友達に疑われるなんて…。百合子さん…杏奈、悲しい…よ…。
七尾百合子
杏奈ちゃん!!
ロコ
ミュージックプレーヤーの中身が、2人のソングばかりだったんです!
望月杏奈
そ、それだけなの…?証拠としては…弱いよ…ね。
ロコ
……じゃあ、このプレーヤーの中身、デリートてもいいんですよね?
七尾百合子
……こんなところにとんだ名探偵がいたもんだ。
望月杏奈
特別賞…正解だよ、ロコ。
ロコ
そういうのはいいんです!!どうしてこんな事するんですか!!
七尾百合子
私たちはね、ロコちゃんのヘッドフォンの中で飛び交う、LとRになりたかったの。
ロコ
LとR?
七尾百合子
リリーのLと、
望月杏奈
ラビットのR。
ロコ
意味がわかりません!早くロコにプレーヤーをリターンしてください!
七尾百合子
わ、わかった。わかったからそんなに怒らないで?
望月杏奈
返す…返すから…はい。ごめんね…ロコ…。
ロコ
もう!2度とこんな事しないでくださいね!ふんっ!
望月杏奈
うん…ごめん……………。
七尾百合子
ごめんね……………。
ロコ
……さて、一応中身をチェックしておきますか。何かデリートしたりしていませんかね…。
ロコ
あ、ファイルが増えています。まったく!一体何を入れたんですかね!(→再生)
七尾百合子
『…こんにちは、ロコちゃん。聞こえますか?七尾百合子です。』
望月杏奈
『杏奈も…いる…よ。』
七尾百合子
『こんなメッセージファイルが入っていて、驚いたと思います。でも、直接だと言えなくて…。』
七尾百合子
『実は…杏奈ちゃんと私は、しばらくの間遠くに行くことになったの。』
ロコ
……えっ?
望月杏奈
『またいつ戻ってこられるか…杏奈にも、わからないの…。』
七尾百合子
『その間、ロコちゃんに会えないのは…とっても寂しいです。ロコちゃんもそうかな?』
望月杏奈
『そうだと…嬉しいな…。でも…寂しくないように、このメッセージを…残します。』
七尾百合子
『遠く離れていても、私とロコちゃんは、最高の親友だよ。』
望月杏奈
『杏奈も、ロコのことが大好き…だよ。』
七尾百合子
『時々はこのメッセージを聴いて、私たちの事を思い出してください。』
望月杏奈
『杏奈たちは…いつもロコのそばにいるよ…。ばいばい…またね…。』
ロコ
……うそ……そんな……!!ユリコ!!アンナ!!
ロコ
ロコが、ロコが間違ってまし…
七尾百合子
さぁ!早速帰って新作のオンラインゲームをやろう!
望月杏奈
うん…!しばらくオフ貰ったから…冬休みの間、ずっとゲームができる…ね!
望月杏奈
クリアにどれくらいかかるか…わからないけれど…百合子さんとなら…できる、よ!
七尾百合子
うん!さぁ、いざ行かん!ファンタジーゲームの世界へ!
ロコ
……………。
七尾百合子
あれ?ロコちゃん、どうしたの?
望月杏奈
やっぱり…杏奈と百合子さんの楽曲…聴きたくなったの…?
ロコ
もーーー!!!2人のばかーーー!!!
ロコ
(この後すぐに削除しました。)
(台詞数: 49)